ChatGPTに新機能「プロジェクト」登場!基本的な使い方を解説

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ChatGPTのプロジェクト機能は無料ユーザーにも提供

ChatGPTを業務で使っていると、過去の会話や資料が増えすぎて、どこに何があるのかわからなくなることがあります。そこで便利なのが、ChatGPTのプロジェクト機能です。

プロジェクト機能を使うと、特定のテーマや業務ごとにチャットやファイルなどの関連情報を1つの場所にまとめられます。しかも、ChatGPTの「プロジェクト(Projects)機能」は無料ユーザーにも提供されているので、誰でも使えます。

この記事では、ChatGPTのプロジェクト機能の基本から、最新の共有機能、プロジェクト専用メモリ、ファイル上限、業務での活用方法までわかりやすく解説します。

この記事の内容は上記のGPTマスター放送室でわかりやすく音声で解説しています。



最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をいただきます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?
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ChatGPTのプロジェクト機能とは

プロジェクト機能を使えば、関連するチャットを同じ場所にまとめられます。さらに、PDF、ドキュメント、スプレッドシート、画像、テキストなどの参考資料をプロジェクトに追加でき、ChatGPTがその内容を踏まえて回答できるようになります。

つまり、プロジェクトは単なるフォルダではありません。ChatGPTに作業の前提を覚えさせ、継続的に同じ文脈で相談するための作業スペースと考えるとわかりやすいでしょう。

ChatGPTプロジェクトでできること

ChatGPTのプロジェクトでは、主に以下のようなことができます。

機能内容
チャットの整理特定のテーマごとに会話をまとめられる
ファイル追加PDF、資料、表、画像などを参照資料として追加できる
プロジェクト指示そのプロジェクト内だけに適用される指示を設定できる
既存チャットの移動すでに作成したチャットをプロジェクトに移動できる
共有他のユーザーとプロジェクトを共有できる
プロジェクトメモリ同じプロジェクト内の会話やファイルを文脈として活用できる
アプリ連携Google DriveやSlackなどの対応アプリのリンクを追加できる
各種ツール利用Web検索、Canvas、画像生成、音声、Deep researchなどを利用できる

プロジェクト内でも、通常のChatGPTと同じようにWeb検索、Canvas、画像生成、Study mode、音声モードなどを使えます。さらに、有料プランでは契約内容に応じてagent modeやDeep researchなどの高度な機能も利用できます。

ChatGPTのプロジェクト機能が便利な理由

プロジェクト機能の最大の利点は、ChatGPTとの作業を継続しやすくなることです。通常のチャットでは、会話が増えるほど管理が難しくなります。記事制作なら、構成案、本文、修正案、メタディスクリプション、画像案などが別々のチャットに分かれてしまうこともあります。

しかし、プロジェクトを使えば、関連する会話を1つの場所にまとめられます。さらに、プロジェクトごとの指示を設定しておけば、毎回同じルールを伝える必要がありません。たとえば、以下のような指示をプロジェクトに入れておけます。

用途プロジェクト指示の例
SEO記事制作企業のIT担当者向けに、敬体でわかりやすく書く
営業資料作成専門用語を使いすぎず、導入メリットを明確にする
社内FAQ作成社員が迷わないように、手順を簡潔に整理する
法務チェック断定表現を避け、確認が必要な箇所を明示する

このように、プロジェクトごとに文体や前提条件を固定できるため、業務での再現性が高まります。

プロジェクトは無料プランでも使える

現在、ChatGPTのプロジェクト機能は、無料プランを含むすべての対象プランで利用できます。ただし、ファイル数や共同作業の上限はプランによって異なります。

プランファイル数の目安共同作業の目安
Free1プロジェクトあたり5ファイル最大5人
Go1プロジェクトあたり25ファイル最大10人
Plus1プロジェクトあたり25ファイル最大10人
Pro1プロジェクトあたり40ファイル最大100人
Business1プロジェクトあたり40ファイル最大100人
Enterprise1プロジェクトあたり40ファイル最大100人
Edu1プロジェクトあたり40ファイル最大100人

なお、通常のファイルアップロードには別途、ファイルサイズやストレージ上限もあります。ドキュメントや会話にアップロードするファイルは1ファイルあたり512MB、テキストや文書ファイルは1ファイルあたり200万トークン、表計算ファイルはおおむね50MB、画像は20MBの上限です。

ChatGPTのプロジェクト機能をおすすめする5つの理由

①:既存チャットをプロジェクトに移動できる

以前からChatGPTを使っている場合、すでに進めているチャットを後からプロジェクトに移動することもできます。

これは、すでに進行中の仕事を整理したい場合に便利で、たとえば、複数のチャットで進めていた記事制作を、あとから1つのプロジェクトにまとめられます。過去の構成案、本文、リライト案、FAQ案などを1つの作業スペースに集めることで、以後の修正や追加作業がやりやすくなります。

ただし、すべてのチャットを移動できるわけではありません。GPTで作成されたチャットなど、一部のチャットはプロジェクトへ移動できない場合があります。

②:プロジェクト専用メモリで文脈を保ちやすくなる

現在のChatGPTプロジェクトでは、プロジェクトメモリの扱いが重要になっています。プロジェクトメモリとは、同じプロジェクト内のチャットやファイルを参照しながら、ChatGPTが文脈を保てる仕組みです。

project-only memoryを選ぶと、ChatGPTはそのプロジェクト内の会話やファイルを優先して参照します。一方で、プロジェクト外の会話や保存メモリは参照しません。これは、業務利用する際にはとくに重要です。

たとえば、A社向けの資料作成プロジェクトとB社向けの資料作成プロジェクトがある場合、情報が混ざると困ります。プロジェクト専用メモリを使えば、A社の情報はA社のプロジェクト内に閉じ、B社の情報はB社のプロジェクト内に閉じることができます。

また、共有プロジェクトでは、自動的にproject-only memoryになります。共有プロジェクトは、参加者個人のメモリやカスタム指示にはアクセスしない設計です。

③:共有プロジェクトでチーム作業にも使える

ChatGPTのプロジェクト機能は、個人利用だけでなくチーム作業にも対応しています。現在は、Free、Go、Plus、Proユーザーを含む全ユーザー向けにプロジェクト共有が提供されています。Web、iOS、Androidで利用でき、共有されたプロジェクトでは、チャット、ファイル、カスタム指示をチームで参照できます。また、共有時にはそれぞれの参加者に権限を設定することもできます。

権限できること
Chat accessチャット、ファイル、指示を見て利用できる
Edit access指示の変更、ファイル追加や削除、招待などができる

④:Google DriveやSlackなどのアプリリンクも追加できる

最新のプロジェクト機能では、ファイルを直接アップロードするだけでなく、対応アプリのリンクをプロジェクトソースとして追加できます。たとえば、以下のような使い方が考えられます。

連携先活用例
Google Drive企画書、提案書、議事録、調査資料を参照する
Slackチャンネル内の議論や進捗を踏まえて作業する
アップロードファイルPDF、表、画像、原稿などを直接読み込ませる

⑤:Deep researchや音声モードもプロジェクト内で使える

プロジェクトは、単なるファイル管理機能ではありません。ChatGPTの各種機能と組み合わせることで、さらに活用範囲が広がります。たとえば、Web検索を使えば、プロジェクト内の資料と最新情報を組み合わせて調査できます。Deep researchを使えば、特定テーマについて複数の情報源を調べ、レポート形式でまとめることも可能です。

また、音声モードを使えば、プロジェクト内の内容について会話しながら相談できます。企画会議の前に資料内容を確認したり、執筆中の記事について口頭でアイディアを出したりする使い方もできます。

ChatGPT プロジェクト機能の始め方

①:サイドバーからプロジェクトを作成

プロジェクト機能はChatGPTのサイドバーに表示されています。新しいプロジェクトを始めるには、プロジェクト欄にある[+]ボタンをクリックします。

続いてプロジェクトの名前を決めて、プロジェクトを作成します。目的に合わせた分かりやすい名前を設定しましょう。

②カスタム指示を行う

その後、関連するファイルのアップロードや、カスタム指示を行います。

「ファイルを追加する」からはExcelファイルやCSVファイルをアップロードして、追加の指示などを設定できます。

GPTsとの違い

ChatGPTには、プロジェクトのほかにGPTsという機能もあります。どちらもChatGPTを業務に合わせて使いやすくする機能ですが、役割は異なります。

項目プロジェクトGPTs
主な用途特定案件やテーマの作業管理特定用途向けのカスタムChatGPT作成
向いている作業継続的な案件、記事制作、調査、チーム作業社内FAQ Bot、専門業務アシスタント
情報の性質変化し続けるファイルやチャット比較的固定された知識や指示
チーム利用共有プロジェクトで進行中の情報を扱いやすい組織内に展開する用途に向いている

OpenAI公式ヘルプでも、共有プロジェクトは進行中の共同作業に向いたライブな文脈ハブ、GPTsは特定用途向けのカスタム版ChatGPTとして整理されています。

簡単に言えば、プロジェクトは進行中の仕事をまとめる場所、GPTsは繰り返し使う専用アシスタントを作る機能です。

ChatGPTのプロジェクト機能:まとめ

以前は、ChatGPTで作業を続けるたびに、過去の会話や資料を探したり、同じ指示を繰り返し入力したりする必要がありました。しかしプロジェクトを使えば、テーマや案件ごとに文脈を整理し、ChatGPTに継続的な作業を任せやすくなります。

現在は、無料プランを含む幅広いプランでプロジェクトを利用できます。さらに、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduなどのプランに応じて、ファイル数や共同作業の上限も拡張されています。共有プロジェクト、プロジェクト専用メモリ、アプリリンク、Deep research、音声モードなども組み合わせることで、単なるチャットツールではなく、業務の文脈を管理するAIワークスペースとして活用できます。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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