ChatGPT searchの使い方:新機能web検索を使う条件は?

AI活用ブログ
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2024年10月、OpenAIからChatGPTが提供する新機能「Web検索」searchがリリースされました。この記事では、ChatGPT searchでどんなことができるのか、わかりやすく紹介します。

速報 2025/2/6

OpenAIは、ChatGPTの検索機能を全ユーザーに対してサインアップ不要で提供開始しました。この機能により、ユーザーはウェブ上の情報を基にした回答を得ることができ、使用した情報源も表示されます。当初は有料会員向けに提供されていたこの機能が、今回のアップデートで全ユーザーに開放され、GoogleやBingなどの検索エンジンと直接競合する形となります。

Web検索機能ChatGPT searchの特徴

Web検索機能ChatGPT searchの最大の特徴は、最新の情報やローカルなデータを瞬時に収集し、利用者の質問に対してタイムリーに応答できる点です。

通常のAI回答は主にトレーニングデータに基づく知識ベースの応答ですが、Web検索機能ではインターネットからリアルタイムにデータを取得できるようになりました。つまり、より正確に、より最新の情報を手にできる機能です。

Web検索機能ChatGPT searchの使い方

1:地球儀マークをクリック

ChatGPT searchの使い方は、至って簡単です。

ChatGPTを開くと、これまでにはなかった地球儀のマークが表示されているので、まずは地球儀をクリックしましょう。すると、「ウェブを検索」と表示されます。この状態でチャットを始めると、自動的にChatGPT searchの機能を使い、情報を提供してくれます。

2:知りたいことをチャットで入力

では、実際にやってみましょう。最新情報に強い機能なので、「2024年11月に公開される映画を教えて」と入力してみます。ちなみにこの記事を執筆している現在は、2024年11月1日。まさに、最新の情報を要求しています。

メッセージを入力したら、いつものように右下の青矢印をクリックします。

すると、このように最新の情報が提供されます。

Chat GPT searchの機能によって、2024年11月の最新情報を教えてもらいました。

3:必要であれば引用元を確認

Chat GPT searchの回答の最後には、下のように「情報源」というボタンが表示されます。

情報源を知りたい場合は、こちらをクリックしてください。すると画面右側に以下のような表示があります。

もちろん、これらの項目をクリックすることで情報源を直接読むことも可能です。

Google Chromeの拡張機能「ChatGPT Search」

11月に入ってChromeの拡張機能「ChatGPT Search」もリリースされました。

Chrome の拡張機能をダウロードしてデフォルトの検索エンジンを ChatGPT Searchに切り替えると、すべての検索で信頼できるソースから即座に回答を得られます。

ダウンロードはこちらから

Google Chromeの拡張機能「ChatGPT Search」

Web検索機能ChatGPT searchを使うための条件

これまではPlusプランおよびProプランの利用者のみがアクセスできる機能でしたが、2024年12月からは無料ユーザーでもCharGPT Search(検索機能)を使えるようになりました。

ちなみに、これまで無料プランでは地球儀マークそのものが出てこないようになっていました。地球儀マークが出ている=ChatGPT searchが利用できる、と解釈して大丈夫です。

ChatGPT searchの活用シーン

ChatGPT searchの活用シーンをいくつかご紹介しましょう。

1. 旅行時

特定の条件に合う飲食店や施設を探す際、ChatGPT searchは非常に役立ちます。営業時間や設備情報などを総合的に提供し、最適な選択をサポートしてくれるでしょう。

日常生活でも役立ちますが、より大きな力を発揮するのは旅行時です。

航空券やホテルの価格、旅行先のイベント情報をリアルタイムで検索し、最適なプランを提案をしてくれます。観光スポットの混雑状況やレビューも即座に調べることも可能です。

また、海外の情報も自動翻訳し、母国語で提供することで、国際的な情報収集を容易にします。

2. 緊急時の情報収集

ChatGPT searchは株価情報、最新ニュースなど、リアルタイムで変動する情報を迅速に取得できます。 この最新ニュースが役立つシチュエーションのひとつが災害時です。

災害時の避難情報や交通規制、救助情報などを迅速に取得し、必要な行動をサポートしてくれます。災害対応アプリケーションとしての利用価値も高いのです。

3.商品価格の比較

リアルタイムのデータを取得できるため、商品価格の比較にもChatGPT searchは役立ちます。特定の商品名と地域を指定すれば、ChatGPT searchが今現在最も安い店を教えてくれます。

※この情報は2024年12月6日に調査したものであり、今現在が上記の画像通りとは限りません。

4. SNSやトレンド情報の解析

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで話題になっているトピックを調べ、マーケティングや企画に役立てることができます。また、特定のハッシュタグの動向分析も可能です。

5. ファクトチェック

執筆物や報告書の内容を検証する際にChatGPT Searchを利用すれば、情報の正確性や、その情報が最新のものかどうかの確認もできます。

とくに、新しく施行された法律や改正内容、ビジネスに関連する規制を確認し、コンプライアンスを徹底する際には役立つでしょう。

ChatGPT searchでより正確な最新情報を!

ChatGPT searchは従来のAIの知識ベースと異なり、最新の情報にアクセスできる点が大きな利点です。ビジネス、個人利用、学術調査など、さまざまな場面で有効に活用することができるでしょう。今後のアップデートにも期待です。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。

「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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