3分で、自分のキャラに声が宿る―ToyTalkでのキャラ作り完全ガイド

AI活用ブログ
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  • 自分が作ったキャラクターと実際に会話をしてみたい!
  • 声をあてて、もっと多くの人に自分のキャラクターを知ってほしい!

そんな夢が実現するのが、最新音声AIサービス「ToyTalk」です。キャッチコピーは「3分で、話せるキャラ」の制作。誰でも簡単に、自分のキャラクターに声を与えられる新しい体験を提供しています。この記事では、実際にToyTalkを使い自分が作ったキャラクターと話すまでの流れを詳しく紹介していきます。

ToyTalk公式サイトはこちら


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をいただきます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?
OpenAIのオープンなAIモデル「gpt-oss」も利用いただけます。

ToyTalkなら誰にでも簡単に話せるキャラが作れる

ToyTalkは、インターネット上で利用できる音声AIサービスです。専用アプリのインストールや複雑な操作は不要。ブラウザからアクセスし、必要な情報を入力するだけで、わずか3分でオリジナルキャラクターに声を宿らせることができます。

従来の音声合成サービスは設定が煩雑だったり、自然さに欠けたりとハードルが高いものでした。しかしToyTalkは「誰でもすぐに体験できるシンプルさ」を徹底追求しているため、技術的な知識は完全に不要です。直感的な操作で自分好みのキャラクターを作り、実際にそのキャラクターと会話をすることができます。

どんな人のためのサービス?

自分が作ったキャラクターと話がしたい人はもちろん、クリエイターが自分の活動の幅を広げるためにも使えます。たとえば以下のような使い方が想定されます。

  • イラストレーターや漫画家:描いたキャラクターが声を持つことで作品に命が宿ります。
  • ゲームや同人ソフト制作者:音声を加えることで作品全体の臨場感が一気に増します。
  • 小説家やシナリオライター:文章だけでなく音声で物語を届けられるようになります。
  • 配信者や動画クリエイター:独自キャラクターのボイスを使って表現の幅を広げられます。

ToyTalkで実際にキャラを作る流れ

では、実際にToyTalkでオリジナルキャラクターを作ってみましょう。

1.カテゴリー選択

まずは、どんなカテゴリーのキャラクターを作るのかを選びます。

複数のカテゴリーを重複して選べます。選んだカテゴリーは青、選んでいないのが白です。今回は、創作の応援やアドバイスをしてくれるキャラクターを作るので「友人・雑談」「相談」「創作支援」の3つを選択しました。

2.キャラクター設定

続いてはキャラクターの設定です。最大1000文字まで書けるため、細かい設定にも対応が可能です。

3.基本情報の設定

  • キャラクター名
  • 肩書き
  • 性格
  • 声のイメージ

これらを決めます。上記の画像は、先ほど世界観を作ったときに入力した情報からAIが判断したデフォルトのものです。今回は以下のように変更しました。

なお、ここでは声も選択できます。

4.話し方の設定

続いては話し方の設定です。デフォルトだと少々固い印象があったので、少しだけ変更しました。なお、この「話し方・印象」のパートでは非常に細かい作り込みも可能です。

5.バックストーリーの追加

自分のキャラクターのバックストーリーを追加します。あらかじめ、AIがバックストーリーを作ってくれているので変更したい箇所だけの変更でも十分ですが、凝ろうと思えば、いくらでも凝ることもできます。

6.AIの振る舞いの設定

AIの振る舞いに関しても同様です。既にAIがここまでの情報を参考にデフォルトを作ってくれているので、変更したい箇所だけ変更してください。もちろん一から自分で作っても良いです。

7.固有知識の設定

こちらも同様です。万能なキャラクターを作ることもできますし、「特定のジャンルには強いけれどその他のジャンルについてはあまりよく知らない」といったキャラクターを作ることもできます。

たとえば、日本文学には強いけれど海外文学についてはあまりよく知らないといった、実際の人間に近いキャラクター設定を行うこともできます。

8.画像の設定

いよいよ画像の選択です。Toy Talk側でここまでの情報を基にした、キャラクター画像を用意してくれますが、自分の絵を使いたい人はここで変更すれば、自分のキャラクターを使えます。

上記の画像はToy Talkが自動生成したものです。全身の立ち絵が生成されましたが、上半身だけに変更しました。

9.公開用のカテゴリの設定

最後に公開用のカテゴリー、公開範囲を決めます。

自分だけのAIにしても良いですし、一般公開して自分のキャラクターを全世界に広めることも可能です。

10.完成

完成しました。

「タップして話す」を押せば、自分で作ったキャラクターと会話ができます。実際に自分のキャラクターの声が聞こえてきたら、かなり感動するのではないでしょうか。また、声を出さずにチャットのみで会話することもできます。

ちなみに1回の会話は2分までですが、時間いっぱい話してしまって一度会話が途切れても再びアクセスすれば前回の会話を覚えているため、連続で会話することもできます。

本当に数分で自分のキャラクターと会話できた

この記事では、最低限の設定のみでキャラクターを作ったため、本当に数分で自分が作ったキャラクターと会話することができました。一方、凝ろうと思えばどこまででも凝れるため、たくさんの時間をかけて自分の好みを追求することもできます。

現在はベータ版で公開中

ToyTalkは現在ベータ版で公開されており、まだ完成された製品ではありません(2025年9月現在)。そして、運営では利用者のフィードバックを積極的に求めています。フィードバックを参考に改善を続けていくそうです。利用は無料なので、ぜひあなたのキャラクターに声を吹き込んでみてください。

👉 ベータ参加はこちら:https://toytalk.ai/
👉 フィードバックはこちら:https://forms.gle/BcmNVD3RNxAedoUC9

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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