Google NotebookLMが進化!動画生成機能も日本語対応
AIを活用したノート作成・調査アシスタント「Google NotebookLM」が、またしても画期的なアップデートを発表しました。
ユーザーは、提供されたドキュメントを要約・議論するAIバーチャルホストによるポッドキャスト「Audio Overviews」のトーンをカスタマイズできるようになります。これは、研究者、学生、法律専門家など、大量の情報を扱うすべての人にとって朗報と言えるでしょう。
この記事では今回のGoogle NotebookLMのアップデート内容について、わかりやすく紹介します。
AIポッドキャスト「音声解説」(Audio Overviews)の新たな可能性

これまでもNotebookLMの「Audio Overviews」は、コース教材や法的書類などのドキュメントをAIがポッドキャスト形式でまとめてくれる便利な機能でした。
今回のアップデートにより、このAIポッドキャストのフォーマットを以下の4種類から選択できるようになりました。
- Deep Dive(詳細)
- 2人のAIホストが対話形式で、トピックを深掘りし、質問を投げかけながら解説します。より深い理解を求める際に最適です。
- Brief(概要)
- ソースの核心を素早く把握できるよう設計された、一口サイズの概要を提供します。時間がないときに主要なアイデアを掴むのに役立ちます。
- Critique(評論)
- ソースのレビューと建設的なフィードバックを通じて、内容の改善に役立ちます。自身の文章や研究を客観的に評価したい場合に有用です。
- Debate(議論)
- 2人のAIホストが、ソースに対して異なる視点から意見を述べ、議論を深めます。多角的な視点から情報を検討したいときに役立つでしょう。
これらのフォーマットに加えて、AIポッドキャストの長さを自由にカスタマイズできるようになりました。さらに、多くの要望に応えて、新しいAI音声も追加される予定で、よりパーソナルな体験が可能になります。
以下は、Deep Dive(詳細)で作成した音声解説になります。
その他の注目すべきアップデート

Googleは過去数ヶ月にわたり、NotebookLMの機能を精力的に強化してきました。
- Video Overviewsの導入
- 「動画解説:Video Overviews」が日本語対応されました。これにより、生データ、PDF、画像などの高密度なマルチメディアコンテンツを、消化しやすいビジュアルプレゼンテーションに変換できるようになっています。
- 著名なノートブックへのアクセス
- 最近では、さまざまな著者、出版物、研究者、非営利団体による「注目のノートブック」にもアクセスできるようになり、ユーザーは幅広いトピックを探求することが可能です。
- モバイルアプリの展開
- 2025年5月には、AndroidおよびiOS向けのスタンドアロンNotebookLMアプリが正式にリリースされ、外出先でもより手軽に利用できるようになりました。
以下はNotebookLMで作った動画解説です。ワンクリックでこのような動画が作れるのは驚きです。
グローバル展開と今後の期待
これらの新機能は、すべての言語で提供開始され、2025年9月上旬にはすべてのユーザーが利用できるようになる予定です。
NotebookLMが画期的なアップグレード:まとめ

今回のアップデートは、Googleがユーザーのニーズに応え、AIによる情報処理をより柔軟で、かつ強力なものにしようとしていることを示しています。NotebookLMは単なるノート作成ツールにとどまらず、複雑な情報を理解し、分析し、新たな洞察を得るための強力なパートナーへと進化を続けています。
ぜひ、この新しいAIポッドキャストのカスタマイズ機能を活用して、あなたの情報収集や分析を次のレベルに引き上げてみてはいかがでしょうか。