ChatGPTをビジネスや日常で活用する際、意外と見落としがちな重要ポイントがあります。それは「どのモデルがいつまでの情報を知っているか」という点です。
ChatGPTの各モデルには、学習データの期限(カットオフ日)が設定されており、この日付以降の出来事については正確な情報を持っていません。適切な回答を得るためには、自分が利用しているモデルの知識範囲を把握しておくことが不可欠です。この記事では、ChatGPTの各モデルの知識範囲と、最新情報を取得するための効果的な方法を解説します。
この記事の情報は2025年8月時点のものです。

この記事の内容は上記のGPTマスター放送室でわかりやすく音声で解説しています。
なぜChatGPTのデータ学習期限は重要なのか?

AIモデルの学習データ期限を理解することは、以下の理由で重要です。
最新情報への対応
学習データ期限以降の出来事や情報については、モデルが知らない可能性があります。
たとえば、GPT-3.5はバリアントにより差がありますが、概ね2021年9月〜2022年3月ごろまでのデータが学習範囲です。GPT-4oは2024年6月までのデータに更新されています(以降は検索の併用が有効です)。
そのため、2025年以降のデータを基にしたい場合は、Webブラウジング機能を活用すると良いでしょう。
情報の信頼性
モデルが学習していない期間の情報を求めると、不正確な回答が生成される可能性があります。
個人で使用する場合は「情報が古かった」程度で済むかもしれませんが、ビジネスシーンでは古い情報に基づいた意思決定が信頼性の低下や実質的な損失につながる可能性があります。
ChatGPT各モデルの知識カットオフ日一覧

各モデルが把握している情報の範囲は以下の通りです。
モデル | データ学習期限 | 特徴 |
---|---|---|
GPT-3.5 | 2021年9月〜2022年3月ごろ(バリアント差あり) | 2022年以降の情報には対応していない |
GPT-4 | 2023年4月 | 2023年前半までの情報を把握 |
GPT-4 Turbo | 2023年4月 | GPT-4の高速版。知識範囲はGPT-4と同じ |
GPT-4o | 2024年6月 | 2024年前半までの情報を把握 |
GPT-4.5 | 2023年10月 | GPT-4oよりも新しい情報を学習していると予想されるが、リアルタイム情報には対応していない |
GPT-o3 | 2024年6月 | 推論モデル |
GPT-5 | 非公開 | 現行の既定モデル。必要に応じて“Thinking”に自動切替 |
最新情報を取得する方法(ChatGPT Search)
では、最新の情報をChatGPTに求めたい時にはどうすれば良いのでしょうか?
ChatGPT内の知識ではなく、直接WEBを検索するChatGPT Searchという機能を使えば、GPTがインターネットから最新情報を取得してくれます。以前のモデル(4o)では「WEB検索」を選ぶ必要がありましたが、 GPT-5にはこの機能が統合されているため、とくに指示をしなくても勝手にWEB検索をして、最新情報を取得してくれます。
つまり、GPT-5においては情報のカットオフを意識する必要さえなくなったのです。
注意点
ただし、注意点があります。それは内部知識で答えられる質問は、あえて検索しないということです(例:「地球の半径」=内部知識で回答)。
一方、最新ニュースや直近の出来事などの情報が必要な際には自動で検索してくれます( 例:「今週のAppleイベントは?」=Web検索を実行)
ChatGPT各モデルのデータ学習期限:まとめ

ChatGPTの各モデルがどの時点までのデータを学習しているかを理解することは、AIを効果的に活用する上で非常に重要です。最新情報を必要とする場合は、この記事で紹介した方法を活用して、適切な情報を取得してください。