ChatGPT 4o with Canvasが2024年10月に一般リリースされました。
ChatGPT 4o with Canvasは、これまでよりも効率的に、直感的に対話の内容を編集・管理できるように設計されており、とくにドキュメント作成やコードの共同編集に便利になっています。この記事ではChatGPT 4o with Canvasで、できるようになったことや、基本的な使い方を紹介していきます。
ChatGPT 4o with Canvas:いつから使える?
一般的に利用可能になったのは2024年10月からです。現在はChatGPT Plusの加入者や一部の対象ユーザーに段階的に提供されています。
「ChatGPT 4o with Canvas」は段階的にリリースされており、特定の地域や選ばれたユーザーからアクセスできるようです。この段階的なリリースの理由には、ユーザー体験の最適化や技術的な安定性の確認などがあります。そのため、加入者全員に一斉に提供されるわけではなく、地域やタイミングに応じて順次提供範囲が拡大される計画です。
2024年10月11日現在、日本国内では、ChatGPT 4o with Canvasが既に利用できる人もいれば、まだ利用できない人もいるようです。
自分のChat GPTにChatGPT 4o with Canvasが搭載されているかどうかは、画面右下を見ればわかります。これまでになかったペンマークが表示されていたら、ChatGPT 4o with Canvasが使えるようになっています。
ChatGPT 4o with Canvasへの切り替え方
画面左上の「Chat GPT 4o」となっている部分をクリックすると以下の画面が表示されます。
ここで「ChatGPT 4o with Canvas」を選択すると、使用できるようになります。
ただし、ChatGPT 4o with Canvasの画面になっても右下にペンマークが表示されていないケースもあるようです。この場合は、まだChatGPT 4o with Canvasが搭載されていませんので、搭載をお待ちください。
ChatGPT 4o with Canvasでできること
ChatGPT 4o with Canvasで新たにできるようになった代表的な機能を紹介します。
- テキストの直接編集
- 編集指示のリクエスト
- コメント機能
- 複数のバージョン管理
Canvasでできること1:テキストの直接編集
- キャンバスに表示された文章(メール、ブログ記事、コードなど)に対して、ユーザーは直接入力して変更できます。
- たとえば、文中の単語をクリックして修正したり、文全体を削除・追加するなど、まるでWordやGoogle Docsのように直接編集が可能です。
Canvasでできること2:編集指示のリクエスト
- 必要に応じて、ChatGPTに直接編集指示を出すこともできます。たとえば、「この文章をより短くして」「プロフェッショナルな口調にして」などと依頼すると、キャンバス上のテキストをAIが自動的に編集してくれます。
- 編集したい箇所を具体的に示すことで、部分的な変更にも対応できます。
Canvasでできること3:コメント機能
- 必要に応じて、「この部分についてコメントして欲しい」などと依頼し、AIからの提案やアドバイスをキャンバスに追加させることができます。
- コメント機能を使うことで、何がどのように改善できるかを確認しながら、自分で修正することが可能です。
Canvasでできること4:複数のバージョン管理
- 途中で編集内容が変わっても、過去のバージョンに戻すことができます。これにより、安心して自由に編集を繰り返すことが可能です。
ChatGPT 4o with Canvasはこれまで以上に編集しやすい生成AI
一度生成された文章を修正する場合、従来のChatGPTでは、またイチから生成し直してもらっていたため、もどかしく感じていた方も多いでしょう。それが解消されたのが、ChatGPT 4o with Canvasです。
明らかに従来のChatGPTよりも編集しやすく設計されているため、作業効率がますます向上することが期待できます。ChatGPTの画面にペンマークが既に出ている方は、一度試してみてください。