ChatGPT Plusで使える人気のLLMモデル-トップ5

AI活用ブログ
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ChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」の登録者数は世界で約1,550万人を超え(2025年7月現在)、多くのユーザーがその高度な機能を活用しています。しかし、Plusに登録したものの「どのモデルが自分の用途に最適なのか」という疑問を持つ方も少なくないでしょう。

モデル選びに迷ったとき、多くのユーザーがどのモデルを選んでいるかという情報は貴重な参考になります。そこで本記事では、ChatGPT Plusで利用できるモデルの中から、とくに利用頻度の高い人気モデル5つをランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴や適した用途を理解して、あなたの作業効率を最大化しましょう。


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をいただきます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?
OpenAIのオープンなAIモデル「gpt-oss」も利用いただけます。

【2025年現在】ChatGPT Plusユーザーに人気のモデルTOP5

多様化するChatGPTのモデルの中から、実際のユーザーが頻繁に活用している人気モデルをランキング形式でご紹介します。それぞれのモデルの特徴や得意分野を知ることで、あなたの目的に最適なモデル選びができるようになります。

1位:GPT-4O(OMNI)— マルチメディア対応の万能選手

GPT-4oは、テキストだけでなく画像、音声、動画にも対応する最先端のマルチモーダルモデルとして、圧倒的な人気を誇っています。このモデルの最大の魅力は、多様なメディアを横断した対話が可能な点にあります。

たとえば、スクリーンショットを送れば画面上の問題を分析し、音声で質問すれば音声で返答するなど、従来のAIでは実現できなかった自然なコミュニケーションを実現。これにより、日常会話からプレゼン資料作成、画像分析まで、ほぼすべての用途をカバーできる汎用性を持っています。

初心者にとっては直感的に操作できる親しみやすさ、専門家にとっては複雑な指示も的確に理解する高度な能力が評価され、幅広いユーザー層から支持を集めています。

主な用途

  • 画像を添付しての質問(「この写真の料理のレシピは?」など)
  • 音声による自然な会話とディクテーション
  • 複数の資料を組み合わせたマルチメディアコンテンツの作成
  • 視覚情報を含む教育コンテンツの作成と理解支援

2位:GPT‑4.1

GPT-4.1は、迅速かつ安定した応答性能が特徴のモデルであり、とくにビジネスや開発現場でよく使われています。コード生成や修正、社内文書の作成・校正、定型的なタスク処理を高速にこなすことができます。

GPT-4oほど幅広い用途には対応しませんが、特定の業務での信頼性とパフォーマンスに優れており、多くの企業が日常業務に導入しています。

主な用途

  • 社内文書やマニュアルの作成・表現のチェック
  • 定型業務の効率化(議事録要約、FAQ作成など)
  • コーディング補助や既存コードの修正提案
  • IT部門や総務・法務の業務サポート

3位:GPT‑4.5

GPT-4.5は創造的な文章表現や感情表現を得意とするモデルです。エッセイ、広告コピー、物語や詩など、感情やニュアンスを繊細に表現する必要がある場面で強みを発揮します。

また、他のモデルで作成した下書きを洗練させ、より魅力的な文章に仕上げる際にも頻繁に利用されています。マーケターやクリエイターがとくに高く評価するモデルです。

主な用途

  • 広告コピーやSNS投稿の文章表現
  • 物語、小説、詩などの創作活動の支援
  • ブログ記事の執筆やリライト
  • マーケティング資料のトーン・ニュアンス調整

4位:o3

o3モデルは、高度な論理性と推論能力を持ち、科学的・技術的内容の掘り下げに適しています。研究者や技術者が論文執筆や複雑なデータ分析、経営や技術戦略の立案を行う際に利用されています。論理的な構成や深い分析を必要とするシナリオで、このモデルは不可欠なツールとなっています。

主な用途

  • 技術レポートや研究論文の執筆・構成支援
  • 経営・マーケティング戦略の検討材料の整理
  • データ分析内容の言語化・要約
  • 専門知識を要する業界分析や市場予測

5位:o4‑mini

o4-miniは、軽量ながら迅速かつ高性能な推論モデルです。数学的な計算やデータ分析、画像解析などの複雑な処理をスピーディに行うことが可能です。モバイルデバイスでの利用にも最適であり、移動中や外出先での効率的な作業に活用されています。手軽に高度な処理を行いたいユーザーに人気があります。

主な用途

  • 数値計算や関数処理などのスピード重視タスク
  • モバイル環境でのドキュメント編集や軽作業
  • 画像認識を用いた簡易分析や仕分け
  • データ可視化ツールとの連携・補助作業

ChatGPTの人気モデル:それぞれの特徴を簡単に理解しよう

順位モデル名特徴主な用途例
1GPT‑4o万能マルチモーダル日常対話、学習、画像・音声処理、マルチメディア対応
2GPT‑4.1高速・安定・論理的展開コーディング、校正、定型業務
3GPT‑4.5創造性・表現力に特化エッセイ、広告文章、詩、ドキュメント仕上げ
4o3深い推論・高度論理科学的分析、戦略設計、研究・教育分野
5o4‑mini軽快推論&処理速度画像解析、数学、技術系タスク、移動中の作業

ワークフロー別:モデルの使い分け提案

  • 日常・定型作業 → GPT‑4.1
  • 創作・説得力ある文章 → GPT‑4.5
  • 画像・音声含む対話 → GPT‑4o
  • 研究・分析・深い推論 → o3
  • 軽快 × 高性能が欲しいとき → o4‑mini

CHATGPT PLUSとPROの違い:上位プランで広がる可能性

ここまでChatGPT Plusで利用できる人気モデルを紹介してきましたが、さらに高度な用途には「ChatGPT Pro」という上位プランも提供されています。Plusと比較して、以下のような拡張機能が利用可能です。

機能ChatGPT PlusChatGPT Pro
利用可能モデルGPT-4o, GPT-4.1など基本モデル基本モデル + o1-pro, o3-proなど専門モデル
処理能力標準的なデータ処理大量データの高速処理、高度なセキュリティ設定
カスタマイズ基本的なカスタマイズAPI経由での大規模統合、トークン制限のカスタマイズ

Pro向けの高度なモデルや機能は、とくに企業ユーザーや専門性の高い業務に従事する方々に支持されています。日常的な利用ならPlusで十分ですが、より高度な業務用途を検討している場合は、Proへのアップグレードも選択肢の一つとなるでしょう。

ChatGPTモデル選びのポイント:まとめ

人気モデルそれぞれには明確な強みがあります。GPT-4oの万能性、GPT-4.1の安定性、GPT-4.5の創造性、o3の高度推論力、o4-miniの迅速さと軽量性を理解したうえで、自分の業務や用途に合わせてモデルを使い分けることが、ChatGPTを効果的に利用する秘訣です。

Plusで日常的なタスクを効率よくこなし、さらに専門的で高度な機能が必要な場合には、Proへのアップグレードを検討することも有効でしょう。これらを踏まえて、自分のニーズに合ったモデル選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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