インド限定OnePlus新スマホ、米国未発売でもAI機能は全世界へ

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スマートフォンの進化は、もはやハードウェアだけでなく、AI(人工知能)機能の搭載によって大きく変わりつつあります。OnePlusがインド限定で発表した新モデル「OnePlus 13S」は、米国や日本を含むグローバル市場では販売されません。

しかし、この新モデルに搭載された革新的なAI機能は、今後全世界のOnePlusユーザーにもソフトウェアアップデートで提供される予定です。本記事では、OnePlusの新AI機能“Plus Mind”を中心に、今後のスマホ体験がどう変化していくのかを徹底解説します。


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OnePlus 13SがもたらすAI革新の全貌

OnePlusの最新モデル「OnePlus 13S」は、インドで2025年6月5日に発売される予定です。このモデルの最大の特徴は、単なるハードウェアの進化に留まらず、AI機能の充実にあります。特に注目されているのが“Plus Mind”と呼ばれるAIアシスタント機能です。

これまでユーザーが手動でカレンダーに入力していた予定や、各種イベント情報、レストランの予約、画像やテキストから抽出される情報などを、“Mind Space”と呼ばれる専用の領域に自動的に保存し、整理できる点が大きな進化と言えるでしょう。

さらに、保存した情報はAIによる検索機能で瞬時に呼び出せるため、「どこにメモしたか忘れてしまった」「重要な日程が埋もれてしまった」といった悩みも解消されます。OnePlusは、今後この“Plus Mind”に情報の自動カテゴライズ機能を追加し、さらに効率的な管理を実現することを発表しています。この機能はまずOnePlus 13Sで先行提供されますが、後述するように、ソフトウェアアップデートを通じてグローバルに展開される予定です。

“Plus Key”が切り拓く新しい操作体験

OnePlus 13Sのもうひとつの大きな特徴は、従来の「Alert Slider」に代わる新しい物理ボタン“Plus Key”の搭載です。Alert Sliderは、ワンタッチで通常・マナーモード・バイブレーションモードを切替できるOnePlus独自の便利機能でしたが、“Plus Key”はさらに多機能化され、ユーザー自身がカスタマイズできるようになりました。

“Plus Key”は、従来通り音量モードの切替だけでなく、カメラの起動、音声録音、瞬時の翻訳など、さまざまなアクションを割り当てることができます。さらに、このボタンを使って“Plus Mind”をワンプッシュで呼び出すことも可能です。これにより、思いついたときにすぐに情報を保存したり、必要な情報を即座に参照したりできるため、スマートフォンの操作体験が格段に向上します。

一方、既存のOnePlus 13などPlus Key非搭載機種についても、上方向への三本指スワイプというジェスチャーで“Plus Mind”を起動できるため、ハードウェアに依存せずAI機能の恩恵を受けられる点も注目に値します。今後発売されるOnePlus端末にはこの“Plus Key”が標準搭載される見通しであり、OnePlusユーザーの操作体験は大きく変わっていくでしょう。

グローバル展開されるAI機能群とその可能性

OnePlusが開発を進めているAI機能は、“Plus Mind”に留まりません。例えば、テキスト翻訳、ライブ音声翻訳、カメラを使ったリアルタイム翻訳、画面上の翻訳などを統合したAI翻訳アプリケーションが準備されています。

さらに、写真を解析し最適なトリミングや構図の提案をしてくれる画像リフレーミング機能、顔の表情やまばたきを自動で修正するAI編集ツールなど、日常的な利用シーンで役立つ多彩なAI機能が続々とリリース予定です。

中でも注目したいのは、これらのAI機能がOnePlus 13シリーズだけでなく、ソフトウェアアップデートを通じて他のOnePlus端末への展開も計画されている点です。例えば、AI編集ツールは「この夏」にも提供が始まる予定であり、写真撮影やSNS投稿のクオリティを手軽に向上させることができるでしょう。

一方、インド限定で先行提供される「AI VoiceScribe」や「AI Call Assist」といった機能も見逃せません。これらは通話やミーティングの内容を自動で記録、要約、翻訳してくれる画期的なもので、ビジネスシーンはもちろん、日常のコミュニケーションにも大きな変化をもたらす可能性があります。

グローバル展開は現地のAI規制などに左右されるものの、将来的には各国のユーザーにも提供される見込みです。こうしたAI機能の充実は、これからのスマートフォン選びにおいて大きな魅力となるでしょう。

OnePlus:まとめ

OnePlusが進めるAI機能のグローバル展開は、単なる新機能の追加に留まらず、私たちの日常に新しい価値をもたらす可能性を秘めています。これまで面倒だった情報整理やスケジュール管理が、AIの手によって驚くほど効率的かつスマートに進化するでしょう。特にビジネスパーソンや多忙な現代人にとって、AIが自動で情報を抽出・整理・要約してくれる仕組みは大きな助けとなるはずです。

スマートフォンは、単なる「道具」から「パートナー」へと進化しつつあります。AIがもたらす新しいスマホ体験を、ぜひ前向きに享受してみてはいかがでしょうか。今後のアップデートとOnePlusの動向から目が離せません。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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