2025年最新版!非エンジニアでも使えるノーコード開発ツール20選

AI活用ブログ
AI活用ブログ

2025年、生成AI開発の世界が劇的に変化しています。かつては専門知識が必須だったAI開発が、今やドラッグ&ドロップと自然言語プロンプトだけで可能になりました。

Flowise、Copilot Studio、Zapier AIなどのノーコードプラットフォームの登場により、プログラミングスキルがなくても、わずか数クリックでRAG検索システム、業務支援エージェント、複数チャネル対応のチャットボットを構築できるようになりました。

この記事では非エンジニアでも簡単に使えるノーコード開発ツールを厳選して20紹介します。

この記事の内容は上記のGPTマスター放送室でわかりやすく音声で解説しています。


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をよく聞きます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?

AI開発を変革する20のノーコードツール

以下は、2025年5月時点で、ほとんどコードを書かずにLLM/生成AIアプリケーションやエージェントを構築できる主要ツールです。純粋な「ノーコード」ツールから「ローコード寄り(ただしドラッグ&ドロップが中心)」まで、実務で広く活用されているプロダクトを厳選しました。

各ツールは「できること」「主な特徴」が一目でわかるように整理しています。

ツール作れるもの / 主な用途強みの概要
FlowiseLLMワークフロー・RAG・エージェントLangChainをGUI化。ブロックを繋ぐだけでAPIエンドポイント公開まで可。OSSでセルフホスティングも簡単。
Langflowエージェント/RAGアプリPythonベースのビジュアルフロー。主要LLM・ベクタDBと“何でも”接続できる。
Microsoft
Copilot Studio
MS365/Teams連携エージェントプロンプト+フローだけで業務Botを公開。組織向けSSO/監査ログも標準。
Google 
Vertex AI Agent Builder
フルマネージドAIエージェントLangGraph等で組んだフローをそのままGCPにデプロイ。スケールと監視が楽。
Salesforce
Einstein 1 Studio
CRM内のCopilot/AIアクションノーコードでモデル作成・プロンプト・アクションをGUI登録、Data Cloudと直結。
Zapier AI Chatbots / Actionsチャットボット+自動ワークフロー6,000以上のSaaS連携をドラッグ操作だけで自動化。生成AIで条件分岐も。
Make.com
AI Agents
マルチステップ自動化・エージェント200+ AIアプリテンプレ。視覚的シナリオにLLMを挿し込むだけ。
Bubble AIWebアプリ全般プロンプト補完でUIもビジネスロジックも自動生成、ワンクリック公開。
Glide AIスマホ/業務アプリスプレッドシート感覚でAIカラム追加→即アプリ化。
Appsmith AI社内ツール+AIダッシュボードOSSでセルフホスト可。45+ウィジェット+AIアシスタント搭載。
n8n AI Agents自律ワークフローソース可視のフロー型オートメーション。AIノードで画像・音声処理まで。
StackAIノーコードAIエージェントY Combinator発。Snowflake/Salesforce等へノーコード統合。
Botpress多言語チャットボットGUIフロー+分析機能。オンプレ/クラウド両対応。
ChatFuelセールス用チャットエージェントInstagram/WhatsApp等のDM自動応答を数クリックで構築。
IBM watsonx.ai
AgentLab
企業向け会話AI・RAGドラッグ&ドロップ+厳格なガバナンス。HIPAA準拠も可能。
AutoGPT GUI
(各種ラッパー)
マルチステップ自律エージェントOSS版AutoGPTをGUI化、目標→タスク分解→実行をノーコードで。
AnythingLLMデスクトップRAG+Agent Flow BuilderローカルLLM/Ollama対応、ノーコードで複数エージェントを組成。
Lyzr AI社内向けメール/ドキュメントエージェント同一フローをノーコード・コード双方で編集可能。
RAGArchノーコードRAGパイプラインクリック操作でデータ取込〜ベクタDB接続〜API公開まで一気通貫。
Budibase
 + AIプラグイン
内部業務アプリ+AI機能OSS低コード基盤にAI列やWorkflowを追加、自前データで推論。

目的別ツール選択ガイド

ノーコード開発ツールを導入する目的がハッキリしていると、どのツールの導入の検討をすれば良いのか分かりやすいので、以下を参考にして下さい。

迅速なPoC構築を優先する場合

Flowise、Langflow、RAGArchなどのオープンソースツールは、数分でローカル環境に起動でき、OpenAIの無料APIキーですぐに試すことができます。初期検証に最適です。

企業のセキュリティ要件が厳しい場合

Copilot Studio、Einstein 1 Studio、watsonx.aiは、シングルサインオン連携や詳細な監査ログ機能を標準搭載しており、厳格なガバナンスが求められる環境に適しています。

UI/UXデザインまで自動化したい場合

Bubble AI、Glide AIは画面設計も自動生成するため、デザインリソースが限られている場合のランディングページや社内ポータル開発に最適です。

複雑な自律型タスク処理が必要な場合

StackAI、AnythingLLM、AutoGPT系のツールにMakeやn8nを組み合わせることで、長時間実行される自律エージェントと周辺システム自動化を実現できます。

注意点と補足

  • “ノーコード”と謳われても、APIキー管理やエラー解決のために最低限の技術リテラシーは必須です。
  • 上記以外にも Retool AI、Power Automate AI Builder、LangChain Studio など選択肢は多数あり。ユースケースとセキュリティ要件をまず整理すると選びやすくなります。

具体的なノーコード開発ツールの活用事例

機能要件と最適ツールについて具体的な事例を考えてみました。

機能要件推奨ツール & ひと言理由
自社PDF・HTML数千ページをベースにしたRAGチャットボット(ドキュメント取込→分割→ベクタDB→Retriever→LLM)Flowise:LangChain互換のドラッグUIで全チェーンを数分で組立て、エンドポイントも自動生成。セルフホスト可で機密文書でも安心。
複数SaaSと連携した顧客問い合わせ自動応答+CRM登録(Webフォーム→AI判定→Slack通知→HubSpot更新)Zapier AI Chatbots / Actions:6,000以上のSaaSコネクタをGUIで接続でき、LLM応答条件をノーコード設定。PoCなら無料枠で即試験。
社内SSO対応のTeams上AIアシスタント(FAQ検索+ワークフロー呼び出し+監査ログ)Microsoft Copilot Studio:Azure AD連携・ガバナンス機能が標準。ドラッグでAgentを作成し、社内365環境に安全配備できる。

情報検索・自動化・社内利用の主要シナリオを網羅でき、ノーコードだからこそ短期間で実戦投入が可能です。

非エンジニアでも使えるノーコード開発ツール20選:まとめ

本記事では、プログラミングスキルがなくても高度なAIアプリケーションを構築できる20のノーコード開発ツールを紹介しました。2025年のAI開発環境は、専門家だけのものではなく、ビジネスユーザーやドメインエキスパートにも開かれています。適切なツールを選択することで、以下のメリットが得られます。

  • 開発期間の大幅短縮(数週間→数日または数時間)
  • 技術リソース不足の解消
  • ビジネス部門による直接的なAI活用の促進
  • コスト効率の高いプロトタイピングと検証

この記事が、これからAIをビジネスに取り入れようとする企業や個人の方々の道標となれば幸いです。

↑↑↑
この記事が参考になりましたら、上の「参考になった」ボタンをお願いします。

会社ではChatGPTは使えない?情報漏洩が心配?

ある日本企業に対する調査では、72%が業務でのChatGPT利用を禁止していると報告されています。社内の機密情報がChatGPTのモデルに学習されて、情報漏洩の可能性を懸念しているためです。

そのため、インターネットに接続されていないオンプレミス環境で自社独自の生成AIを導入する動きが注目されています。ランニングコストを抑えながら、医療、金融、製造業など機密データを扱う企業の課題を解決し、自社独自の生成AIを導入可能です。サービスの詳細は以下をご覧ください。

いますぐサービス概要を見る▶▶▶
この記事をシェアする
監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

Chat Icon
タイトルとURLをコピーしました