ChatGPTでグラフ化&データ分析、ファイルアップロード編

AI活用ブログ
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ChatGPTにファイルのアップロードを行えば、ファイル内容をグラフ化したりデータ分析したりすることもできます。この記事では、ファイルのアップロード方法から、グラフ化、データ分析、それらを行う際の注意点などをお伝えします。

ChatGPTへのファイルアップロード方法

ChatGPTにファイルをアップロードできるようにするためには、以下の作業を行います。

  1. Settings & Betaを選ぶ
  2. Beta Featuresを選択
  3. Advanced data analysisをオンにする

すると、チャット入力欄の左側に「+」マークが表示されます。これでファイルアップロードのためのセッティングは完了です。

注意点

ファイルアップロードするためには月額20ドルの有料プラン、GPTプラスへの加入が必要です。

アップロードしたデータをグラフ化

続いて、ChatGPTにアップロードしたデータをグラフ化してみましょう。今回はこちらのデータを用意しました。

架空のフルーツ店でのprice(値段)とsales quantity(販売個数)をエクセルデータにまとめたものです。

販売個数を棒グラフにするプロンプトを入れます。単純に販売個数の大きな順に棒グラフ化するだけなので、プロンプトもシンプルです。

すると、このような結果をChatGPTは出力してくれました。

注意点

2023年10月現在、日本語には対応していません。そのため、グラフ内に表記させる文字は英語である必要があります。

また、ChatGPTが対応しているIPAフォントをあらかじめインストールしておく必要があります。IPAフォントはこちらから無料でダウンロードできます。

アップロードしたデータを分析

ChatGPTではアップロードしたデータを分析することもできます。

このようなプロンプトを入力して、それぞれのフルーツの売上割合を調べます。

こちらがその結果です。データとしては十分ですがプレゼンする際には少々見にくいので、色を指定します。

新たなプロンプトを反映させた結果がこちらです。

色を変えた結果、先程よりも随分と見やすくなりました。また、データ分析の結果、この店の売上を支えているのは主にスイカであることがよくわかります。

ChatGPTにファイルアップロードする際の注意点

ChatGPTは学習するAIのため、アップロードしたファイルのデータも学習してしまう可能性があります。そのため、データ内に個人情報や機密情報がある場合は、情報漏洩の危険性をはらんでいます。

個人情報や機密情報を取り扱う場合はオプトアウト申請を行い、ChatGPTに学習させないようにする方法もありますので、詳しくは以下の記事をご覧ください。

まとめ

この記事で紹介したようにChatGPTは、文章を生成するだけのツールではありません。特定のデータをベースにしたグラフ化やデータ分析もでき、使い方によっては想像以上の業務効率化が可能となります。

ただし、企業でChatGPTを取り入れる際には、情報漏洩など気をつけなければならないポイントもあります。導入の際には、是非私たちGPT Masterにご相談ください。企業使用に特化し、よりセキュアなソリューションであるChatGPT Enterpriseの導入に関するご相談も承ります。

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会社ではChatGPTは使えない?情報漏洩が心配?

ある日本企業に対する調査では、72%が業務でのChatGPT利用を禁止していると報告されています。社内の機密情報がChatGPTのモデルに学習されて、情報漏洩の可能性を懸念しているためです。

そのため、インターネットに接続されていないオンプレミス環境で自社独自の生成AIを導入する動きが注目されています。ランニングコストを抑えながら、医療、金融、製造業など機密データを扱う企業の課題を解決し、自社独自の生成AIを導入可能です。サービスの詳細は以下をご覧ください。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。

「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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