AI技術の進化は私たちの働き方に大きな変革をもたらしています。その中でも、ビジネスツールとAIの融合はとくに注目されている部分であり、ChatGPTとExcelの連携はその代表的な例です。Excelは長年、ビジネスや教育の現場で広く利用されてきましたが、ChatGPTとの連携により、さらに強力なツールへと進化しています。本記事では、ChatGPTとExcelの連携がどのような可能性を持っているのか、具体的な活用方法について詳しく紹介します。
ChatGPTとExcelの連携のメリット
ChatGPTとExcelの連携には多くのメリットがあります。
- 効率化と自動化：ChatGPTは自然言語を理解し、複雑なタスクを簡単に処理できるため、日常的な業務を自動化するのに非常に有効です。
- データ分析の高度化：ChatGPTは大量のデータを迅速に処理し、分析結果をわかりやすく報告する能力があります。
- 迅速な問題解決：ユーザーが直面する問題や疑問に対して、リアルタイムで回答を提供することができます。
ChatGPTとExcelを連携させた具体例
わかりやすいようにひとつの例を紹介します。手元にショップの売上金額のみが記載されたExcelファイルがありますので、このデータをChatGPTで分析してみましょう。今のところ以下のような非常に簡素なデータでしかありません。
ステップ1：ChatGPTにデータを読み込ませる
このExcelファイルをまずはChatGPTに取り込みます。チャット蘭の左のクリップマークをクリックすると、ファイルがアップロードできるようになります。
無事にアップロードできたので、まずはデータを読み込ませます。
ステップ2：プロンプトを入力
今回は、以下のプロンプトを入力しました。
- 前年との比較
- 月毎による売上の特徴
- 広告を出すタイミングへのアドバイス
これらについて、ChatGPTの力を借ります。
ステップ3：分析完了
すぐに以下のような回答がもらえます。
また、求めた数値がファイルに追加されているので、詳細を詳しく知ることもできます。
ステップ4：分析結果が記載されたファイルをダウンロード
情報が追加されたファイルは、ダウンロードもできますので、引き続きPCに保存することも可能です。
このように、ExcelファイルをChatGPTに連携させることで、複雑なコードやマクロを知らなくても、さまざまな分析情報を手にすることができます。
その他のExcelとChatGPTの連携
今、紹介したExcelとChatGPTの連携は、ほんの一例にすぎません。両者を連携させることで、さまざまな業務が効率化されます。他にもいくつか活用方法を紹介しましょう。
関数を教えてもらう
Excel上で作業をする際に、どの関数を使えば良いのかわからない時があります。そのような時には、ChatGPTにやりたいことを伝えれば、その作業に則した関数を教えてくれます。ここでは「それぞれの月を対象にした過去3ヶ月の平均売上」を知るための関数を聞いてみました。
生成されたpythonのコードは、そのままコピーして使用できます。
グラフの作成
続いてはグラフの作成です。「プレゼンテーションの資料に使うために」とプロンプトに入力し、グラフを作成してもらいました。
この生成されたグラフも、もちろんダウンロードできます。
まとめ
この記事で紹介したように、ChatGPTとExcelの連携はビジネスにおける革新的なツールとなりえます。効率化、自動化、データ分析の高度化など、さまざまなメリットを享受できるでしょう。Excelを使ってやりたいことのほとんどの作業に、ChatGPTは大きな力を貸してくれます。ChatGPTとExcelをうまく活用た業務の効率化に、是非チャレンジしてみてください。
