DeepResearch×NotebookLMの最強タッグで時短する仕事術

AI活用ブログ
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「リサーチに丸一日費やしているのに、成果が出ない…」

「AIツールは便利と聞くけれど、実務でどう活用すればいいの?」

こんなお悩みを抱える方へ朗報です。

本記事では、最新AI技術である「ディープリサーチ」と「NotebookLM」を組み合わせることで、これまで数時間かかっていた調査・分析・資料作成の工程をわずか数十分に短縮する方法をご紹介します。この組み合わせを使いこなせば、情報収集の質を高めながら、作業時間を最大80%削減することも可能です。


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をよく聞きます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?

Deep Research×NotebookLMで大幅時短を実現

ChatGPTのDeepResearchの画面

なぜディープリサーチが注目されるのか

近年、AI技術の進化により「なんでもアシスタント」とも呼べる高機能チャットツールが次々に登場しています。とくにChatGPTとGeminiに搭載されたディープリサーチ機能は、単なるネット検索を超えた情報収集能力を持っています。この機能は以下の作業を一度の指示で自動実行します。

  • 複数のウェブサイトから関連情報を自動収集
  • 収集した情報の信頼性を評価
  • 重要ポイントを抽出して構造化
  • 引用元を明示しながら情報を整理

これにより、従来なら数時間かけて行っていた情報収集と整理が、数分で完了するようになりました。

代表的なディープリサーチ機能

代表的なディープリサーチ機能は以下の2つです。いずれも大量の情報ソースをもとに、自動的に要約・整理までしてくれるため、資料作成や企画書の骨組みづくりがぐっとラクになります。

  • 月額200ドルのChatGPT Pro(ディープリサーチ機能)
    価格だけ見ると高価に感じますが、調べものから要点整理、ドキュメント化まで秘書のように代行してくれるため、リサーチに掛けていた数時間を数十分に短縮できます。
  • Gemini 1.5 Pro(ディープリサーチ機能)
    月額2,900円で利用可能。チャット画面だけでなく、表形式など視覚的にも分かりやすい形でレポート化してくれる利便性が特徴です。
Gemini Deep Researchの画面

5ステップで進める業務効率化ワークフロー

では、どのようにディープリサーチ機能を使って仕事の効率化を図っていくのか説明します。まず、一般的な業務フローは以下の5ステップに分けられます。

  1. リサーチ(情報収集)
  2. 要点抽出
  3. ドキュメンテーション化(資料作成)
  4. 必要情報のピックアップ
  5. 最終判断・意思決定やアウトプット

ディープリサーチ機能を使うと、この5ステップのうちの1~3の工程を一気に代行してくれるのです。人が行うと数時間かかる調査がわずか10分ほどで完了するケースも少なくありません。

実際にChatGPTやGeminiにプロンプト(調査の指令)を投げると、該当トピックに適したウェブサイトや論文などを探し、要点を整理しながらドキュメントとしてまとめてくれます。

NotebookLMで情報を整理・抽出する

ディープリサーチ機能がまとめてくれたものを、「NotebookLM」でさらに活用してみましょう。NotebookLMは自分専用の知識ベースをAIに学習させるイメージです。大きなプロジェクトで複数の情報ソースがある場合でも、自分に合った形でスピーディに要点を抽出できるようになります。

NotebookLMの活用手順

  1. ディープリサーチで得られたドキュメント(テキスト)をNotebookLMにアップロード。
  2. NotebookLM内で複数のドキュメントをまとめて参照可能に。
  3. 必要な情報を「要約」や「ブリーフィングドキュメント」機能でピックアップ。

具体例:AIトレンドと米中の動向を同時に分析

たとえば「2025年のAI業界トレンド」と「米中のAI派閥争い」をそれぞれディープリサーチでまとめ、NotebookLMに読み込むことで、以下のような活用が可能です。

  • 共通点や差異を自動で整理
    「ChatGPT版のレポート」「Gemini版のレポート」の2つをNotebookLMで比較し、それぞれの見解の相違を抽出。
  • 相手に合わせたプレゼン資料作成
    NotebookLMのチャット機能を使い、「AI初心者にもわかる10枚のスライド構成を提案して」と指示すれば、分かりやすい例え話を含めたアウトラインを即時生成。

DeepResearch×NotebookLMの最強タッグ:まとめ

この記事ではDeepResearchとNotebookLMの組み合わせによって、仕事を効率化する方法を紹介しました。

これらを組み合わせれば、まさに「AIアシスタントを複数名雇っているような」スピード感で仕事がこなせるようになります。ぜひ、あなたの仕事にも取り入れてみてください。

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会社ではChatGPTは使えない?情報漏洩が心配?

ある日本企業に対する調査では、72%が業務でのChatGPT利用を禁止していると報告されています。社内の機密情報がChatGPTのモデルに学習されて、情報漏洩の可能性を懸念しているためです。

そのため、インターネットに接続されていないオンプレミス環境で自社独自の生成AIを導入する動きが注目されています。ランニングコストを抑えながら、医療、金融、製造業など機密データを扱う企業の課題を解決し、自社独自の生成AIを導入可能です。サービスの詳細は以下をご覧ください。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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