ChatGPT、Windows向けデスクトップアプリをリリース

ChatGPTのアプリは2024年5月にmacOS・iOS版、同年7月にAndroid版がそれぞれリリースされました。そして、いよいよChatGPTのWindows向けデスクトップアプリの登場です。

この記事ではChatGPTのWindows向けデスクトップアプリについて詳しく紹介していきます。

ChatGPT専用Windowsアプリ登場!

OpenAIは、Windowsユーザー向けにChatGPTの専用アプリをリリースしました。この専用アプリより、ユーザーはブラウザを介さずに直接ChatGPTを利用できるようになり、操作性と利便性が大幅に向上しました。

ChatGPT アプリの主な特徴

ChatGPTアプリでは、音声会話機能を備えており、音声入力を通じて自然な対話が可能です。

また、一部の機能はオフライン環境でも利用でき、インターネット接続が不安定な状況でも使用が可能です。ただし、ブラウザ版で利用可能なプラグイン機能やGPTsの作成機能は、アプリ版ではサポートされていないので注意が必要です。

  • 迅速なアクセス:
    キーボードショートカット「Alt + スペース」を使用することで、他のアプリケーションを閉じることなく、即座にChatGPTを呼び出すことが可能です。
  • ファイルや画像のアップロード:
    アプリ内でファイルや画像を直接アップロードし、ChatGPTに解析や質問を行うことができます。
  • 最新モデルの搭載:
    OpenAIの最新モデル「o1-preview」を採用しているので、より高度な推論能力を提供します。
  • セキュリティの強化:
    過去のセキュリティ脆弱性を修正し、ローカルに保存されるデータの暗号化を実装しています。このセキュリティ強化によって、ユーザーのプライバシーとデータの安全性が確保されます。
  • 音声モード:
    高度な音声モードにより、ユーザーは音声でChatGPTと自然な会話が可能です。ただし、音声モードは現在、ChatGPT Plusユーザーのみへの提供となっています。無料ユーザーへの提供は今後のアップデートで予定されているようです。
<ChatGPTのWindowsアプリで利用できる音声モード>

Web検索(ChatGPT search)にも対応

ChatGPT 4oのモデルでは、Web検索に対応したChatGPT Searchが利用できます。

現時点での制限事項

現在、このWindows版ChatGPTアプリは有料プラン(ChatGPT Plus、Enterprise、Team、Edu)のユーザーのみが利用可能です。無料ユーザーへの提供は、2024年末までに予定されています。

ChatGPT、Windows向けデスクトップアプリの今後の展望

OpenAIは、今後のアップデートで音声モードなどの追加機能を実装し、Windows向けデスクトップアプリを無料ユーザーへの提供も拡大する計画です。

そうなれば、より多くのユーザーがWindows環境でChatGPTを活用できるようになるでしょう。

ChatGPT、Windows向けデスクトップアプリ:まとめ

Windows向けChatGPTアプリのリリースについて紹介しました。

このアップデートは、ユーザーエクスペリエンスの向上とAI技術の普及に大きく寄与するものです。今後の機能追加や無料ユーザーへの提供拡大により、さらに多くのユーザーがこの革新的なツールを活用できるようになるでしょう。

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ある日本企業に対する調査では、72%が業務でのChatGPT利用を禁止していると報告されています。社内の機密情報がChatGPTのモデルに学習されて、情報漏洩の可能性を懸念しているためです。

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