ChatGPTのモデル比較:4oからo1 proまでAIモデルを使いこなす秘訣

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「GPT-4o」や「GPT-4.5」をはじめ、急速に増えつつあるAI言語モデル。使いたいけれど、どれが何に向いているのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。本記事では、ChatGPTのそれぞれのモデルの特徴や適切な利用方法を徹底解説します。


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GPT-4o:基礎文書作成から議事録要約まで幅広く

まず押さえておきたいのが「GPT-4o」。提案書やメール作成といった基礎的な文書生成や、議事録の要点抽出、さらに簡単なデータ分析やグラフ作成にも対応できるモデルです。

  • ビジネスメール社内ドキュメントなど、定型的かつ確実性を求められるケースで使いやすい
  • 難しいタスク機能などは考慮しなくても良いので、導入ハードルが低い

「GPT-4o」でカバーできる範囲は広いため、迷ったときの“最初の一歩”として利用するのがおすすめです。

GPT-4.5:高いEQでアイデア創出に強い

Screenshot

「GPT-4.5」は、いわゆる感性的な発想力(EQ)が高いと言われており、アイディア創出や創作的な執筆タスクに向いています。

  • ブレインストーミングストーリー構築キャッチコピー作成などに最適
  • 人間味のある文章やアイデアを生み出すために活用すると、より有効性を発揮

論理的な計算作業よりも、創造性が求められるプロジェクトで力を発揮するのがGPT-4.5の魅力です。

o1:軽めの推論とスピード重視の文系タスク向け

「o1」は、文系寄りのタスクで軽めの推論が必要なときに役立つモデルです。

  • 比較的処理時間が短いのが特徴で、ほぼ無制限に使えるため気軽に試せる
  • レポート要約調査メモの作成など、程よい推論が必要な場面に最適

「短時間でサクッと結果を出したい」ときには「o1」を検討してみましょう。

o3-mini:複雑な市場分析やトレンド予測に活用

「o3-mini」は、複雑な市場分析トレンド予測といった高度な分析に向いているモデルです。

  • 市場データの相関関係分析や、需要予測競合分析などに威力を発揮
  • 多角的な視点で情報を捉え、緻密なレポートを作成できる

高度な分析が必要なプロジェクトや、専門家の知見を要するようなテーマに取り組む場合は「o3-mini」を検討するのが賢明です。

o3-mini-high:理系タスクやコーディングへのこだわり

「o3-mini-high」は、「o3-mini」に比べて時間は数倍かかるものの、理系タスクへの対応力高品質な回答に特化しています。

  • 特にプログラミング数式を含むような高度な推論に強い
  • 時間はかかるものの、その分だけ精度や詳細度が向上

より突っ込んだコーディングのサポートや、複雑な数理モデルの検証が必要な際にぜひ利用してみてください。

o1 pro mode:複雑な経営戦略やハイレベルタスクに最適

最後にご紹介する「o1 pro mode」は、経営戦略や複雑な推論など、ハイレベルなタスクで真価を発揮するモデルです。

  • 多角的な視点が求められる経営コンサルティング高度なシナリオプランニングに活用
  • 考慮すべき変数が多く、通常のモデルではカバーしきれない場合にこそ真価を発揮

ただしその分だけ時間がかかる場合があり、最長で10分ほどの待ち時間が発生することも。スピード重視の場面ではo1を使うなど、ケースによって賢く使い分けましょう。

ChatGPT、各モデルの比較

以下の表に、ChatGPTモデルの特徴、必要なプラン、生成速度をまとめました。

モデル名特徴必要なプラン生成速度
GPT-4oテキスト、画像、音声の処理が可能で、GPT-4よりも高速かつ高性能。無料プラン(制限あり)、ChatGPT Plus
ChatGPT Pro
高速
GPT-4.5自然言語処理能力や感情理解力が向上した最新モデル。教師なし学習のスケーリングアップやハルシネーションの抑制が特徴。ChatGPT Plus
ChatGPT Pro
やや遅い
o1複雑な問題を解決するために、回答前に「考える」時間を持つ設計。数学、コーディング、科学的推論で高い性能を発揮。ChatGPT Plus
ChatGPT Pro
遅い
o3-minio1の性能を維持しつつ、応答速度を向上させたモデル。数学、コーディング、科学分野で高い性能を持つ。無料プラン(制限あり)、ChatGPT Plus
ChatGPT Pro
高速
o3-mini-higho3-miniの強化版で、より高度な推論能力を持つ。コーディングタスクに最適化され、高度な知能的応答を提供。ChatGPT Plus
ChatGPT Pro
やや遅い
o1-pro-modeo1モデルの上位版で、より多くの計算資源を使用し、最も難しい質問に対して最良の回答を提供。ChatGPT Pro遅い
スクロールできます

注: 生成速度は相対的な指標であり、具体的なタスクやシステム環境によって異なる場合があります。​

ChatGPTの各モデルの特徴:まとめ

それぞれのモデルが得意とする分野と、目的や状況に応じた使い分けを意識することで、業務効率や創造性を最大限に引き出せます。ぜひ複数モデルを組み合わせ、自分のプロジェクトに合った活用方法を探ってみてください。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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