ChatGPTの無料版には制限がある?有料版に課金する理由

AI活用ブログ
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ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plus)の2種類があります。無料版は手軽に利用できますが、いくつかの制限が存在します。一方有料版では、より高度な機能が使えるようになりますが、月額20ドル(約3,000円)プラス消費税のコストがかかります。

この記事では無料版で何が制限されるのか、有料版に課金する価値はあるのか、解説します。

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ChatGPT無料版の具体的な利用制限とは?

利用回数の制限

無料版では、GPT-3.5およびGPT-4oが利用可能ですが、GPT-4oには利用回数の制限があります。

利用回数の制限を超えてしまうと、GPT-3.5に切り替わるようになっています。

文字数の上限

1回の質問につき、入力文字数が約2,000文字、回答文字数が約2,048文字とされています。これを超えると、質問が送信できなかったり、回答が途中で切れることがあります。

アクセス時の優先度が低い

有料版ユーザーの利用が優先されます。そのため、アクセスが集中している時間帯で無料版を使っていると、応答が遅くなったり、接続できない場合があります。

機能の制限

プラグインや拡張機能の利用不可:無料プランでは、以下のような高度な機能が使えない場合があります

  • ウェブ検索
  • ファイルのアップロードと処理
  • サードパーティプラグイン

カスタマイズ機能:プロンプトや履歴管理のカスタマイズが限定される場合があります。

商用利用の制限

無料プランは個人利用を目的としているため、商用利用(サービスの一部としての利用やAPI連携)は契約に違反する可能性があります。有料プランまたは専用のAPI契約が必要です。

ChatGPTの無料版と有料版の比較

2024年12月に新たに「ChatGPT Pro」プランも導入されました。月額200ドル(約3万円)で、最高性能のモデル「o1」を無制限に利用できるほか、高度な推論能力や新機能への最速アクセスなど、プロフェッショナルユーザー向けの特典が提供されています。

機能・特徴無料版ChatGPT Plus
月額20ドル
ChatGPT Pro
月額200ドル
利用可能モデルGPT-4o mini
GPT-4o(制限あり)
GPT-4o mini
GPT-4o
OpenAI o1
OpenAI o3-mini
GPT-4o mini
GPT-4o
OpenAI o1 Pro
OpenAI o1-mini
OpenAI o3-mini
メッセージ回数制限あり
(GPT-4oで3時間ごとに80件)
緩和(同上)無制限
ファイルアップロード限定的に利用可能対応対応
高度なデータ分析制限あり対応対応
Webブラウジング制限あり対応対応
画像生成制限あり対応対応
ボイスモード通常のボイスモードのみ通常および高度なボイスモード通常および高度なボイスモード
新機能の早期アクセスなしありあり
カスタムGPTsの作成と利用他者作成のGPTsのみ利用可能作成および利用可能作成および利用可能
OpenAI o1のプロモードなしなしあり
その他特典基本機能のみより自然な会話体験高度な推論能力

無料版でも基本的な機能を備えているため、日常的な利用には十分対応しています。しかし、プラグインやウェブ検索、ファイルのアップロードと処理、サードパーティプラグインなどの高度な機能が利用できません。

一方、ChatGPT PlusおよびProでは、より高度なモデルへのアクセスや機能の制限緩和、新機能の早期利用など、プロフェッショナルな用途や高頻度の利用に適した特典が提供されています。

有料版(ChatGPT Plus)のメリット

  1. 高度な言語モデルの利用:
    • 有料版では、無料版のGPT-3.5に比べ、より高度なGPT-4が利用可能で、回答の精度や質が向上しています。
  2. 優先アクセスと安定性:
    • 有料版ユーザーは、アクセスが混雑している時間帯でも優先的に接続でき、安定した利用が可能です。
  3. 新機能への早期アクセス:
    • 有料版では、新しい機能やアップデートが先行して提供されるため、最新の技術をいち早く体験できます。
  4. 利用回数の拡大:
    • 有料版では、一定時間内に送信できるメッセージ数の上限が引き上げられており、より多くのやり取りが可能です。

無料版と有料版。どちらが良いかは利用の仕方次第

有料版のほうが圧倒的に使いやすいのは、間違いありません。しかし、結局はユーザーの使い方次第です。

日常的な質問や簡単なタスクへの使用しかしないのであれば、無料版でも十分と言えるでしょう。一方、頻繁にChatGPTを利用したり、高度な機能や安定性を求めたりする場合は、ChatGPT Plusへの加入を検討すると良いです。

他のAIチャットボットとの比較

現在、市場にはChatGPT以外にもMicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiなど、優れたAIチャットボットが存在します。これらのツールも考慮し、最適な選択をすることが重要です。

各AIチャットボットは、それぞれ独自の強みと弱みを持っています。利用目的や必要な機能に応じて、最適なツールを選択することが重要です。

それぞれの生成AIには特徴がある

たとえば、ビジネス文書の作成やデータ分析にはCopilotが適している一方、クリエイティブなコンテンツ生成や多用途性を求める場合はChatGPTやGeminiが有力な選択肢となります。

最新の技術動向や各ツールのアップデート情報を継続的にチェックし、最適なAIチャットボットを活用してください。

ChatGPTの無料版には制限がある? まとめ

この記事では無料版のChatGPTの制限について紹介しました。

無料版のChatGPTでも、日常的な利用には十分です。しかし、頻繁に使用する場合や高度な機能を求める場合は、有料版への課金を検討する価値があります。とくに、ビジネスや研究などで高い精度と安定性が求められるシーンでは、有料版を使用するメリットが大きいです。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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