2024年10月、OpenAIからChatGPTが提供する新機能「Web検索」searchがリリースされました。この記事では、ChatGPT searchでどんなことができるのか、わかりやすく紹介します。
Web検索機能ChatGPT searchの特徴
Web検索機能ChatGPT searchの最大の特徴は、最新の情報やローカルなデータを瞬時に収集し、利用者の質問に対してタイムリーに応答できる点です。
通常のAI回答は主にトレーニングデータに基づく知識ベースの応答ですが、Web検索機能ではインターネットからリアルタイムにデータを取得できるようになりました。つまり、より正確に、より最新の情報を手にできる機能です。
Web検索機能ChatGPT searchの使い方
1:地球儀マークをクリック
ChatGPT searchの使い方は、至って簡単です。
ChatGPTを開くと、これまでにはなかった地球儀のマークが表示されているので、まずは地球儀をクリックしましょう。すると、「ウェブを検索」と表示されます。この状態でチャットを始めると、自動的にChatGPT searchの機能を使い、情報を提供してくれます。
2:知りたいことをチャットで入力
では、実際にやってみましょう。最新情報に強い機能なので、「2024年11月に公開される映画を教えて」と入力してみます。ちなみにこの記事を執筆している現在は、2024年11月1日。まさに、最新の情報を要求しています。
すると、このように最新の情報が提供されます。
Chat GPT searchの機能によって、2024年11月の最新情報を教えてもらいました。
3:必要であれば引用元を確認
Chat GPT searchの回答の最後には、下のように「情報源」というボタンが表示されます。
情報源を知りたい場合は、こちらをクリックしてください。すると画面右側に以下のような表示があります。
もちろん、これらの項目をクリックすることで情報源を直接読むことも可能です。
Google Chromeの拡張機能「ChatGPT Search」
11月に入ってChromeの拡張機能「ChatGPT Search」もリリースされました。
Chrome の拡張機能をダウロードしてデフォルトの検索エンジンを ChatGPT Searchに切り替えると、すべての検索で信頼できるソースから即座に回答を得られます。
ダウンロードはこちらから
Web検索機能ChatGPT searchを使うための条件
将来的にはわかりませんが、2024年11月現在ではPlusプランおよびProプランの利用者のみがアクセスできる機能です。したがって、無料プランでは使用できません。
ちなみに、無料プランでは地球儀マークそのものが出てこないようになっています。地球儀マークが出ている=ChatGPT searchが利用できる、と解釈して大丈夫です。
ChatGPT searchの活用シーン
ChatGPT searchの活用シーンはさまざまです。以下は、とくに効果的な利用者例です。
- ビジネスパーソン 競合調査や業界ニュース、最新のマーケット動向などを素早く把握できます。
- 一般ユーザー 旅行先のおすすめスポットや最新イベント情報、地域の天気予報など、生活に密接した情報収集に役立ちます。買い物やレストランの検索にも活用できるため、日常生活での利便性が向上します。
- 学生・研究者 特定のテーマについて最新の学術論文や研究データが必要な場合、Web検索機能を活用することで、幅広い知識を素早く得ることができます。とくに、論文執筆やプレゼンテーション資料の作成時には重宝するでしょう。
ChatGPT searchでより正確な最新情報を!
ChatGPT searchは従来のAIの知識ベースと異なり、最新の情報にアクセスできる点が大きな利点です。ビジネス、個人利用、学術調査など、さまざまな場面で有効に活用することができるでしょう。今後のアップデートにも期待です。