クリエイティブを刷新するIdeogram 3.0―革新的画像生成AIの全貌

AI活用ブログ
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「広告バナーを作りたいけれど、デザイナーを雇う予算はない」「手軽にアイキャッチ画像を作れれば、SNS戦略も加速するのに」――こんな思いを抱える方は多いでしょう。

そこで注目したいのがIdeogram 3.0です。本記事では、最新の画像生成AIであるIdeogram 3.0の概要や新機能、ビジネス・クリエイティブ分野での活用事例を詳しく解説します。読むことで、AIを活用した“意外に簡単”なデザイン制作の実情と、一歩先を行くクリエイティブ戦略のヒントを得られるでしょう。


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Ideogram 3.0の主要アップデートと特徴

Ideogram 3.0は前バージョンから大きく進化し、特に「文字を含むビジュアルの再現性」が飛躍的に向上しました。従来のAI画像生成ツールでは文字の描画が大きな課題でしたが、Ideogram 3.0ではポスターやバナーのように文字が主体となるデザインも鮮明に生成できます。

また、新たに追加された画像参照機能により、既存のブランドロゴや写真をアップロードすれば、そのテイストを継承した一貫性のある画像群を効率的に生成可能になりました。

具体例①:プロンプト「東京の空を飛んでいるピンクのダンボ」

作成された画像:東京の空を飛んでいるピンクのダンボ

こちらの画像は、「東京の空を飛んでいるピンクのダンボ」というプロンプトを用いてIdeogram 3.0で生成したものです。鮮明な色彩表現と東京の都市風景が細部まで描かれているのが、わかります。

比較用として同じプロンプトをReve Imageで生成した結果を見てみましょう。

Ideogram 3.0のほうが細部の精度が高いことがわかります。

具体例②:ジブリ風イラスト

ジブリ風の画像を作ってみた事例

続いては、プロンプト「ジブリ風の〇〇」で生成した事例です。このようにスタイルを指定することでより独特の雰囲気を再現できることがわかります

ビジネスシーンでの活用――マーケティングとブランド戦略

この機能により、ブランディングや広告キャンペーンなどで一貫した世界観を構築したい企業にとっては大きなメリットが生まれます。

デザイナーいらずで短時間で複数のビジュアルパターンを検討

デザイナー個人の技量や作業時間に左右されず、短時間で複数のビジュアルパターンを検討できるため、マーケティング施策のスピードが飛躍的に上がるのです。

特にマーケティング分野では、SNS広告やWebバナー、プレゼン資料用の画像を素早く高品質で作成できることが最大の利点です。一般的に、こうした素材を作るにはデザイナーへの依頼や素材サイトの検索、何度もやりとりを重ねる時間とコストがかかります。しかし、AIを活用した画像生成であれば、短時間で複数パターンのビジュアルを試し、A/Bテストやクライアントへの提案を効率化できるのです。

会社の世界観に合ったデザインを一貫して量産

さらに、Ideogram 3.0が持つスタイル参照機能を使えば、既存のブランドロゴやカラーをアップロードし、会社の世界観に合ったデザインを一貫して量産することも容易です。商品画像とキャッチコピーを組み合わせた広告ビジュアルを一度に複数生成し、その中から最適なものを選べるため、マーケティング担当者はより戦略的かつスピーディーにキャンペーンを展開できます。

企業によっては、社内資料や営業用プレゼンテーションを彩るグラフィック素材のほとんどをIdeogramで用意しているところもあるようです。こうした実例を見ると、効率化だけでなく、クリエイティブの質を落とさずに多彩なアイデアを実現できる点が、ビジネスユーザーから高く評価されているのがわかります。

クリエイティブ業界での注目度――デザイン、イラスト、広告制作の新時代

デザインやイラストといったクリエイティブ業界でも、Ideogram 3.0は注目のツールとなっています。たとえば広告代理店では、新規キャンペーンのアイデアを出す際に、従来であればラフスケッチや口頭でのやり取りがメインでした。ところが、Ideogramを使うことで、初期段階から完成度の高いコンセプトビジュアルを短時間で複数提案できるようになったのです。

また、文字を含むデザインが得意という特性から、ポスターやバナー広告のキービジュアルづくりにAIが大いに活躍し、クリエイターの作業効率を大幅に高めています。

料金プランと機能の違い――無料プランから上位プランまで

​Ideogramは、ユーザーのニーズに応じて以下の料金プランを提供しています。​

プラン名月額料金年額料金(1か月あたり)特徴
フリー無料無料・1日あたり10のスロークレジット(最大40画像)
・ 2つのキャンバスコミュニティギャラリーへのアクセス
・ 圧縮されたJPG形式でのダウンロード
・「Describe」機能による画像からテキストへの変換
ベーシック$8$84 ($7/月)・月間400のプライオリティクレジット(最大1,600画像)
・1日あたり100のスロークレジット
・ 無制限のキャンバス・高品質なPNG形式でのダウンロード
・ Magic Fill & Extend機能へのアクセス
プラス$20$192 ($16/月)・月間1,000のプライオリティクレジット(最大4,000画像)
・無制限のスロークレジット
・プライベート生成と画像削除機能
・カスタムカラーパレットの利用
プロ$60$576 ($48/月)・月間3,000のプライオリティクレジット(最大12,000画像)
・無制限のスロークレジット
・バルク生成機能(CSVアップロード機能は近日公開予定)

無料プランでは1日あたり10件のスロークレジットが付与され、広告バナーやSNS投稿用の画像作成などを簡単にお試しできます。試してみて自分の目的に合うかどうかを見極めるには十分な枠です。しかも、出力画像の著作権はユーザーに帰属するため、商用利用が必要な方にも嬉しい仕組みになっています。

一方、有料プランは「ベーシック」「プラス」「プロ」の3種が提供されており、それぞれ月額料金に応じて使える機能や生成枚数が増えます。

使い方はシンプル――初心者に優しい3ステップ

Ideogram 3.0の魅力の一つは、その操作が実にシンプルで初心者フレンドリーな点です。まず、公式サイトへアクセスし、GoogleまたはAppleアカウントでサインアップするだけで、数分のうちに利用を開始できます。

次に、テキストプロンプト欄に生成したい画像のイメージや要望を入力し、「Generate」ボタンをクリックすればOKです。例を挙げると、「カラフルな花束と企業ロゴが配置された広告ポスター」のように具体的な指示を与えると、AIが理解しやすくなるでしょう。

4枚の画像を一気に生成

生成結果として提示されるのは一度に4枚の画像で、そこから気に入ったものを選んで保存したり、必要に応じて更なる修正や再生成を行ったりします。ここでMagic Promptを使えば、AIがプロンプトを最適化し、より洗練されたビジュアルになる場合も多いです。

さらに、有料プランのIdeogram Editor機能を使えば、文字の大きさや配置の微調整、色味の変更などがブラウザ上で簡単に実行可能。一からデザインソフトを扱う手間が省けるだけでなく、専門知識がない人でも満足のいくクオリティに仕上げられるのが大きなメリットです。直感的なUIによって、誰でもクリエイティブな作業を楽しめるのがIdeogram 3.0の優れたポイントと言えるでしょう。

まとめ:新時代の画像生成AIを活用してクリエイティブを加速

本記事では、Ideogram 3.0の新機能や特徴、料金プラン、さらにビジネス活用やクリエイティブ業界での利用実例などを網羅的に紹介しました。最大のポイントは、無料プランでも商用利用が可能であることと、文字を含むデザインを実用レベルで生成できる高い再現性にあります。

もちろん、日本語フォントの描画にまだ難があるなど、課題もないわけではありません。しかし、今後のアップデートで日本語への対応力が高まれば、さらに多くのユーザーがIdeogram 3.0を取り入れる可能性が高いでしょう。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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