Google AI studioの使い方、何ができる?

初心者向けGoogle AI Studio活用法

Google AI Studioは、Googleが提供する無料のAI開発プラットフォームで、コードを書かずに高度なAIモデルを試したり、アイデアを形にしたり、日々のタスクを効率化したりすることができます。

主な機能と特徴:

  • 多様なAIモデルの利用:
    • Gemini 1.5 ProやGemini 1.5 Flashなど、複数のAIモデルが提供されており、目的に応じて選択できます。
  • マルチモーダル対応:
    • テキストだけでなく、画像や動画、音声ファイルの読み込みが可能で、これらのデータを活用した分析や生成が行えます。
  • インターネット検索機能(Grounding):
    • AIがリアルタイムでウェブ検索を行い、最新の情報を基に回答を生成することができます。

Google AI Studioの具体的な使い方

  1. アカウント作成とログイン:
    • Google AI Studioの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
  2. 言語設定の変更:
    • 画面右上の設定アイコンから「Language」を選択し、「日本語」を選ぶことで、表示を日本語に変更できます。
  3. モデルの選択:
    • 画面右側の「Run settings」の「Model」から、利用したいAIモデルを選択します。
  4. プロンプトの入力と実行:
    • 入力欄に質問や指示を入力し、「Run」ボタンをクリックすると、AIが応答を生成します。
  5. ファイルのアップロード:
    • プロンプト入力欄の「+」ボタンをクリックして、画像、動画、音声ファイルをアップロードし、AIに解析や要約を依頼できます。
  6. プロンプトの保存と管理:
    • 作成したプロンプトは、Googleドライブ内の「Google AI Studio」フォルダに自動保存され、再利用や管理が可能です。

「Google AI Studio」の活用例

  • 動画の要約:
    • 長時間の動画をアップロードし、その内容を短く要約させることができます。
  • 音声の文字起こし:
    • 会議の音声ファイルを読み込ませて、議事録を自動生成することが可能です。
  • 画像の説明生成:
    • 写真をアップロードして、その内容を説明するキャプションを作成できます。
  • モデルの比較:
    • 複数のAIモデルの性能や応答を比較し、最適なモデルを選択することができます。

利用時の注意点

  • データの取り扱い:
    • 無料版では、入力したデータがGoogleのAIモデルの学習に利用される可能性があるため、機密情報の入力は避けてください。
  • 商用利用:
    • 商用目的での利用を検討している場合は、セキュリティやサポートが充実した有料版のVertex AIの利用を検討することをおすすめします。

Google AI Studioは、初心者から上級者まで幅広く利用できる強力なツールです。まずは無料で試して、その機能と可能性を体験してみてください。

監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。

「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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