ChatGPT o1が無料?CopilotのThink Deeperの使い方

AI活用ブログ
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この記事ではCopilot に新たに追加された機能、Think Deeperについて詳しく紹介します。この機能は、リリース時はOpenAIのO1モデルが活用されており、ユーザーの質問に対してより包括的で深い考察を提供します。ただし、2025年3月のアップデート以降 OpenAI 「o3‑mini (high)」 のモデルが使われています。

この記事の内容は上記のGPTマスター放送室でわかりやすく音声で解説しています。


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をよく聞きます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?

Copilot「Think Deeper」とは?AIの思考を一段深める画期的機能

「Think Deeper」はMicrosoft Copilotに実装された最新機能で、AIの回答の質を大幅に向上させます。リリース当初はOpenAIの先進的なO1モデルが採用されていましたが、2025年3月のアップデートで「o3-mini (high)」モデルへと進化しました。

この機能の特徴は、約30秒という時間をかけて回答を練り上げる点にあります。この「考える時間」により、日常の簡単な質問から複雑なコーディング、高度な数学問題まで、より深い洞察と綿密な分析が可能になりました。通常の即時応答とは一線を画す、熟考された回答を得られるのが最大の魅力です。

「Think Deeper」の使い方 – シンプルな3ステップ

WordやPDFなどのファイルも添付して、Think Deeperを利用できます

Think Deeper機能は驚くほど簡単に利用できます。以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. MSアカウントが必須:Microsoftアカウントが必要(職場アカウントでは利用不可)。
  2. OpenAIのO1モデルを活用:ChatGPT O1(次世代推論モデル)が無料で使える機能。
  3. 「Think Deeper」ボタンを押すだけ:Copilotの通常回答よりも 時間(約30秒)をかけて、より深い考察を提供 する。

料金プランと利用制限 – 驚きの無料提供

完全無料で高性能AIを体験

Think Deeper機能は現在(2025年3月時点)完全無料で提供されています。これは特筆すべき点で、通常なら有料プランでしか利用できないOpenAIの高性能モデル(現在はo3-mini (high))を無償で活用できる貴重な機会です。ただし、Microsoftの方針変更により将来的に有料化される可能性もあるため、今のうちに試しておくことをお勧めします。

プラン別の利用制限

プラン利用制限制限到達時
無料ユーザー週単位でメッセージ数に上限あり通知表示後、次週まで利用不可
Copilot Proより緩和された上限設定より多くの高度な分析が可能

頻繁に利用したい方やビジネスでの活用を考えている方は、Copilot Proへのアップグレードを検討する価値があるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Think Deeper にアクセスするにはどうすればいいですか?

Copilot との会話画面で [Think Deeper] ボタン をタップし、プロンプトを入力して送信するだけです。

Think Deeper はどのくらいの頻度・期間で使えますか?

無料ユーザーは 1 週間あたりの利用回数に制限があります。上限に達すると通知が表示され、利用可能枠が回復するまで待つ必要があります。Pro ユーザーはより多く利用できます。

どんな時に役立つ?

  • より高度な分析や考察が欲しいとき
  • 簡単な質問ではなく、複雑な問いを深掘りしたいとき
  • 通常のCopilotの回答では物足りないとき

現時点で、Copilotの無料版でも「Think Deeper」機能を試せるので、Microsoftアカウントがあればぜひ使ってみるのがおすすめです。

Copilot「Think Deeper」:まとめ

この記事ではMicrosoftのCopilotの追加された新機能、Think Deeperについて紹介しました。内部ではChat GPTのo1モデルを使っているためThink Deeper経由でChat GPTのo1モデルを使うこともできます。無料で利用できるので、是非一度試してみてください。

参考)Microsoft Copilot公式ページ

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会社ではChatGPTは使えない?情報漏洩が心配?

ある日本企業に対する調査では、72%が業務でのChatGPT利用を禁止していると報告されています。社内の機密情報がChatGPTのモデルに学習されて、情報漏洩の可能性を懸念しているためです。

そのため、インターネットに接続されていないオンプレミス環境で自社独自の生成AIを導入する動きが注目されています。ランニングコストを抑えながら、医療、金融、製造業など機密データを扱う企業の課題を解決し、自社独自の生成AIを導入可能です。サービスの詳細は以下をご覧ください。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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