2023年8月末にリリースされたChatGPT Enterpriseは、まだ発表から日も浅いため導入事例が少ない状況です。現在は、代替案として、Azure OpenAIを活用してセキュリティを高めたChatGPTの企業利用が中心となっております。
Azure OpenAIを活用したチャットボットの特徴
- 高度な自然言語処理能力:
OpenAIの技術は、高度な自然言語処理(NLP)機能を持つため、人間に近い対話が可能です。 - スケーラビリティ:
Microsoft Azureのクラウドインフラストラクチャを使用することで、大量のユーザーアクセスにも柔軟に対応できます。 - セキュリティ:
Microsoft Azureは企業向けのセキュリティ機能を豊富に提供しているため、ビジネス要件に応じたセキュリティ設定が可能です。また、入力情報を社外企業に利用されないように設定して、情報漏えいを防ぐこともできます。 - 統合機能:
Microsoft Azure上の他のサービスやツールとの統合が容易です。例えば、Azure Bot ServicesやAzure Cognitive Servicesとの組み合わせで、より高機能なチャットボットを作成することができます。
参考アーキテクチャ
以下の図は、開発するAzureアーキテクチャの事例を示したものです。 選定サービスは一例としてますので、お客様の要件に応じて変更が可能です。
Azure OpenAIに利用した情報は外部に漏れることが無いので、機密情報漏洩を気にせず安全にビジネス利用が可能です。
5つのメリット
- コスト削減:
24時間365日のカスタマーサポートを人の手を介さずに提供できるため、労働コストの削減が期待できます。 - 社内ナレッジの共有:
社内で蓄積したデータやドキュメントを入力データとして登録することで、チャット形式で社内のノウハウや知識を共有することができます。 - 顧客満足度の向上:
迅速に回答を得られるため、ユーザーの問い合わせに対して迅速に対応することができ、顧客満足度を向上させることができます。 - データ収集:
ユーザーとの対話を通じて得られるデータは、製品やサービスの改善のための貴重なフィードバックとして活用することができます。 - グローバル対応:
複数の言語に対応することで、世界中のユーザーにサービスを提供することが可能です。
以上のように、AzureとOpenAIを組み合わせた企業向けChatBotは、コスト削減、効率化、カスタマーサポートの向上など、多くのメリットを企業にもたらすことが期待されます。
開発費用・価格
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