ChatGPTの音声機能がより身近に!直接チャットで使える新体験とは

AI活用ブログ
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AIチャットボットの進化は、私たちの日常やビジネスに大きな変化をもたらしています。その代表格であるChatGPTが、音声機能をチャット画面で直接使えるようになったというニュースは、多くの人にとって「どんな使い方ができるの?」「本当に便利なの?」といった疑問や期待を呼び起こしているのではないでしょうか。

この記事では、最新のChatGPT音声機能の詳細や活用法、そして今後のAIチャットのあり方について、分かりやすく解説します。


最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をいただきます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?
OpenAIのオープンなAIモデル「gpt-oss」も利用いただけます。

ChatGPTの音声機能、ついにチャット画面で利用可能に

2025年11月のアップデートにより、ChatGPTの音声機能はチャット画面で直接利用できるようになりました。これにより、ユーザーは「モード切替」のような面倒な作業をせず、自然に話しかけるだけでAIと会話を始めることができます。

さらに、音声でやりとりしながら、以前のメッセージの確認や、画像・地図といったビジュアル情報の表示も同時に行える点が大きな特徴です。これは、単なる音声認識や読み上げの域を超えた、マルチモーダルな対話体験へと進化したことを意味します。

進化したChatGPTの音声機能の使い方

使い方はとても簡単。チャットを打ち込む画面の右側にマイクのマークがあります。その横にある黒の円マークをクリックして、音声を有効にするだけです。

日本語にも完全対応

2025年11月現在、音声は上記の8つの中から好きな声を選べます。音声の変更方法は設定画面の一般から変更できます。

設定→一般を選んだ後の画面

音声モデルの名前がすべて外国人の名前になっていますが、とくに改めて設定をしなくても日本語で対応してくれますので、すぐに使えます。

会話は文字としても履歴が残る

実際にChatGPTと会話した内容がこちらです。普通に話すだけで会話ができるだけではなく、作業のお願いもスムーズでした。

ユーザー体験がどう変わるのか?リアルタイムのメリット

音声機能がチャット画面で直接使えるようになったことで、ユーザー体験は大きく変化します。まず、PCやスマートフォンの前でキーボードを打つ手間が減り、日常の会話のような感覚でAIとやりとりできるようになります。

たとえば、料理をしながらレシピを尋ねたり、外出前に天気や交通情報を確認する際も、スマートスピーカーのように話しかけるだけで済むのです。また、AIの回答はリアルタイムで画面上に表示されるため、途中で質問内容を修正したり、追加の質問をそのまま音声で重ねたりすることが可能です。音声とテキスト、画像や地図などのビジュアル情報が一体化することで、「質問→回答→確認→追加質問」という一連のやりとりが、従来よりもスムーズに、直感的に進められるようになります。

これまでは「音声アシスタント」と「チャットAI」が別物として存在していた状況が、今回のアップデートで融合し、まさにAIとの本格的な“対話”体験が日常に溶け込む一歩となったのです。

どんなユーザーにおすすめ?具体的な活用シーン

今回のアップデートは、幅広いユーザー層に新しい価値をもたらします。たとえば、ビジネスパーソンなら、会議中に手を使わずAIに議事録をとらせたり、外出先で調べ物をしたりする際に活用できます。教育現場では、語学学習の発音練習や、リアルタイムでのQ&Aセッションなどにも応用可能です。

また、視覚障がいのある方や、キーボード入力が困難な高齢者にとっても、音声による操作は大きな助けとなるでしょう。さらに、家族や友人と一緒にAIと対話しながら、旅行先の情報を調べたり、画像を見せながら説明を受けたりといった、インタラクティブな使い方も期待できます。

つまり、「AIとの対話」をより自然なものにし、生活や仕事の中にシームレスに溶け込ませることができるのです。これまで「AIは難しそう」「操作が面倒」という先入観があった人にこそ、新しいChatGPT体験を試してみてほしいところです。

技術的な進化と今後の可能性

今回のアップデートは、単なるユーザーインターフェースの改善にとどまりません。ChatGPTは、自然言語処理(NLP)と音声認識、さらに画像や地図などのマルチモーダル処理技術を組み合わせることで、対話AIの新たな領域を切り開いています。音声→テキスト→AI処理→テキスト/音声/ビジュアルでの応答という一連の流れが、遅延なくシームレスに実現できるのは、AIの高速処理能力や、クラウドインフラの進化があってこそです。

今後は、より多言語対応が進んだり、会話の文脈をより深く理解する機能が強化されたりすることで、さらに人間らしい対話が可能になるでしょう。

また、APIやサードパーティ連携が進めば、企業のカスタマーサポートや、医療・福祉などの専門現場でも、音声AIの活用が広がることが予想されます。「AIと話す」という体験が、スマートフォンやPCという枠を超え、さまざまなデバイスやシーンに広がっていく未来は、すぐそこまで来ているのです。

ChatGPTの音声機能の進化:まとめ

ChatGPTの音声機能がチャット画面に統合されたことで、AIとの対話はより身近で、直感的なものへと進化しました。今後もAI技術は、私たちの日常やビジネスを支える重要なパートナーとなっていくでしょう。新たな便利さを享受しつつ、リスクや課題にも目を向け、AIとの上手な付き合い方を考えることが、これからのデジタル社会で生きる私たちに求められています。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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