GPT Image-1.5がImage Arenaで高評価、GoogleのNano Banana Proを上回る結果に

AI活用ブログ
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OpenAIの画像生成モデルGPT Image-1.5が、画像生成AIの評価プラットフォームImage Arenaにおいて高い評価を獲得し、GoogleのNano Banana Proを上回るスコアを記録したことが明らかになりました。Image Arenaは、複数の画像生成モデルを同一条件で比較し、生成品質や指示理解力などを数値化することで知られています。今回の結果は、GPT Image-1.5の実力が客観的な指標でも裏付けられた形となります。

最近「社外に出せないデータで生成AIを使いたい」という相談をいただきます。ChatGPTの利用は社内で禁止されているそうです。セキュリティやコスト面が気になる企業には、社内のローカル環境で動かせる仕組みがあることはご存知ですか?
OpenAIのオープンなAIモデル「gpt-oss」も利用いただけます。

GPT Image-1.5の使い方

GPT Image-1.5は、ChatGPTのWebアプリとAPIの両方から利用できます。

ChatGPT Webアプリでの使い方

もっとも手軽なのが、ChatGPTのWebアプリから使う方法です。

  1. ChatGPTにログインする
  2. 画像生成に対応したモデルを選択する
  3. 作りたい画像の内容を文章で入力する
  4. 生成された画像を確認し、必要に応じて修正指示を出す

つまり、ChatGPT(Webアプリ)でGPT-5.2 → 画像を作成するを選択すると、内部的にはGPT Image-1.5が自動的に使われます

たとえば、「明るいオフィスでノートPCを使う30代の日本人男性、自然光、リアル寄り」
といった文章を入力するだけで画像が生成されます。

文章の修正や追加指示もそのまま続けて入力できるため、「もう少し落ち着いた雰囲気にしてください」「背景をシンプルにしてください」といった調整が簡単に行える点が特徴です。

プロンプト作成のコツ

GPT Image-1.5は指示理解が高いモデルですが、次の点を意識すると安定します。

・誰や何を描くのかを最初に書く
・雰囲気や用途を後半に補足する
・詰め込みすぎず、段階的に調整する

たとえば、「記事のアイキャッチ用」「文字は入れない」「リアル寄り」といった用途指定を入れることで、実用向けの画像になりやすくなります。

具体例

まず最初に「擬人化したAIが一生懸命イラストを描いている画像を作って」というプロンプトで画像生成しました。その結果がこちらです。

この画像に追加で「もう少し画像上の情報量を少なくして、アニメ風にしてみて」と追加のプロンプトを入れると、以下のように修正してくれました。

このように、かなりアバウトな指示でも自分のイメージに近づけることができます。

API経由での使い方

GPT Image-1.5はAPIにも対応しており、業務システムへの組み込みが可能です。APIを使うことで、以下の使い方ができます。

・Webサイト用画像の自動生成
・アプリ内での画像作成機能
・大量画像の一括生成

API経由での基本的な流れ

  1. OpenAIのAPIキーを取得
  2. 画像生成用のエンドポイントを指定
  3. プロンプトを送信
  4. 生成された画像URLやデータを取得

GPT Image-1.5はどんな人に向いている?

GPT Image-1.5は、次のような人に向いています。

・記事やブログ用の画像を作りたい人
・プレゼンや資料のビジュアルを用意したい人
・文章作成と画像生成をまとめて行いたい人
・安定した品質の画像を業務で使いたい人

とくに、ChatGPTで文章を書きながら画像も用意したい場合には、相性のよい選択肢といえるでしょう。

Image Arenaとは何か

では今回GPT Image-1.5を高評価したImage Arenaとは何なのでしょうか?

簡単に説明するとImage Arenaは、画像生成AIの性能を横断的に評価するための比較プラットフォームです。プロンプトへの忠実さ、構図の安定性、全体の完成度など複数の観点からスコアリングされるため、開発者や利用者にとって参考にされることの多い指標のひとつです。

単に派手なビジュアルを作れるかどうかではなく、実用面での使いやすさや安定性も評価対象になる点が特徴といえるでしょう。

GPT Image-1.5が高評価を得た理由

GPT Image-1.5が評価された理由として、とくに注目されているのが指示理解の正確さと生成結果の安定性です。文章で指定した条件を細部まで反映しやすく、複数回生成しても品質のばらつきが少ない点が高く評価されています。

従来の画像生成AIでは、条件の一部が省略されたり、構図が不安定になったりするケースも少なくありませんでした。GPT Image-1.5ではそうした課題が抑えられており、実用的な画像生成がしやすくなっています。

GPT Image-1.5とNano Banana Proとの比較

GoogleのNano Banana Proは、表現力の高さに定評のある画像生成モデルです。一方で、Image Arenaの評価ではGPT Image-1.5が総合スコアで上回る結果となりました。両者の特徴を比較すると以下のようになります。

項目GPT Image-1.5Nano Banana Pro
提供元OpenAIGoogle
主な用途汎用画像生成高品質画像生成
Image Arenaでの評価Nano Banana Proを上回るスコアを記録GPT Image-1.5に次ぐ評価
指示理解の正確さ非常に高い。文章条件を細かく反映高いが、一部条件が簡略化される場合あり
構図の安定性全体バランスが崩れにくい表現力は高いが構図が変動することがある
生成結果の一貫性複数回生成しても品質が安定出力のばらつきが出ることがある
ChatGPT Web対応対応済み。ブラウザから利用可能非対応
API提供あり。業務システムに組み込み可能提供形態は限定的
他機能との連携テキスト生成と一体で利用可能画像生成に特化
向いている利用シーン記事制作、資料作成、業務利用クリエイティブ重視の制作

・安定した品質を重視するならGPT Image-1.5
・独創的な表現を重視するならNano Banana Pro

とくに業務用途では、再現性や一貫性が重要になる場面が多く、GPT Image-1.5の強みが活きやすいといえるでしょう。

まとめ:画像生成AIの主役が変わりつつある

GPT Image-1.5で作った画像。プロンプト「アニメっぽい雰囲気で情報量は少なめ。ペンギンが3匹でPCで仕事をしている。場所はオフィス。この条件で画像を作って」

これまで画像生成分野では、専用モデルが中心的な存在でした。しかし、GPT Image-1.5の登場により、テキスト生成と画像生成を統合的に扱えるAIの価値がより明確になってきています。

今回のImage Arenaでの評価結果は、その流れを象徴する出来事といえるでしょう。今後、ChatGPTを起点とした画像生成の活用シーンは、個人利用から企業利用までさらに広がっていきそうです。

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監修者:服部 一馬

フィクスドスター㈱ 代表取締役 / ITコンサルタント / AIビジネス活用アドバイザー

非エンジニアながら、最新のAI技術トレンドに精通し、企業のDX推進やIT活用戦略の策定をサポート。特に経営層や非技術職に向けた「AIのビジネス活用」に関する解説力には定評がある。
「AIはエンジニアだけのものではない。ビジネスにどう活かすかがカギだ」という理念のもと、企業のデジタル変革と競争力強化を支援するプロフェッショナルとして活動中。ビジネスとテクノロジーをつなぐ存在として、最新AI動向の普及と活用支援に力を入れている。

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